[Financial Express]ニューデリー、8月14日(ロイター) - インドの7月の商品貿易赤字は、ドナルド・トランプ米大統領によるインドを含む貿易相手国への関税発表を前に輸入が輸出を上回って急増し、270億ドルを超え、8カ月ぶりの高水準に達した。
米国がインド製品の一部に対する関税を大幅に引き上げる決定を下したが、関税引き上げは8月から実施されるため、インドの7月の輸出には大きな影響は見られない。
政府が木曜日に発表したデータによると、4~7月、米国への出荷額は前年の275億7000万ドルから335億3000万ドルに増加し、前年比21.64%増となった。一方、米国からの輸入額は前年の155億ドルから174億1000万ドルに増加した。
このグラフはインドの月次貿易データを示しており、輸入の増加により、7月の貿易赤字は2024年11月以来最大となった。
トランプ大統領は先週、インド政府がロシア産原油の購入を継続していることを理由にインド製品に25%の追加関税を課した。これによりインドからの輸出に対する関税は合計50%となり、米国の貿易相手国の中で最も高い水準となった。
ロイター通信は物流会社の幹部の話として、小売業者がホリデー関連商品への高額な関税を回避するため中国などからの商品の輸入を急いでいたため、米国への輸入量は7月にピークを迎えた可能性があると報じた。
データによると、インドの財貨輸出は7月に372億4000万ドルとなり、6月の351億4000万ドルから増加した一方、輸入は645億9000万ドルとなり、前月の539億2000万ドルから増加した。
7月の貿易赤字は273億5000万ドルで、エコノミストの予想203億5000万ドルを上回り、前月の187億8000万ドルを上回った。
Bangladesh News/Financial Express 20250815
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/india-trade-deficit-hits-eight-month-high-ahead-of-us-tariff-hikes-1755185665/?date=15-08-2025
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