米国の物価データによりFRBの大幅な利下げへの期待が薄れ、金は週足で下落へ

[Financial Express]金価格はドル安に支えられ金曜日に小幅上昇したが、予想以上に高い米国生産者物価指数データにより連邦準備制度理事会による9月の大規模な利下げの見通しが弱まり、週を通して下落する見通しだとロイターが報じている。

金現物は、グリニッジ標準時9時41分時点で0.2%上昇し、1オンスあたり3,340.59ドルとなった。金地金は今週1.7%下落した。12月限の米国金先物は0.1%上昇し、3,387.50ドルとなった。

米ドル指数は0.4%下落し、他の通貨保有者にとって金は割安となった。「短期的には、金は米ドルの動きと逆相関の関係が強まっており、米ドルは経済指標や関税とウクライナに関する速報によって大きく変動している」と、独立系アナリストのロス・ノーマン氏は述べた。

木曜日に発表されたデータによると、7月の米国生産者物価指数(PMI)は、商品・サービス価格の高騰を受け、過去3年間で最大の上昇率を記録し、インフレ圧力が高まっていることを示唆した。週間失業保険申請件数も予想を下回り、22万4000件となった。これは、市場予想の22万8000件を下回っていた。消費者物価指数の低迷や、今週初めのベッセント財務長官の発言を受けて高まっていた、FRBの次回利下げ幅が0.25ポイントを超えるとの見方は、今回のデータによって後退した。

利回りのない金は、通常、低金利環境では良好なパフォーマンスを発揮します。

米国の消費者物価指数は7月にわずかな上昇にとどまったため、FRBによる大規模な利下げへの期待が一時的に高まった。


Bangladesh News/Financial Express 20250816
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-heads-for-weekly-decline-as-us-price-data-dims-hopes-of-big-fed-cut-1755275018/?date=16-08-2025