[The Daily Star]世界第2位の経済大国である中国が貿易摩擦の混乱と消費の低迷の継続に苦しむ中、中国の小売売上高と工業生産は先月予想よりも低い伸びにとどまったことが金曜日に発表された公式データで明らかになった。
中国国家統計局(NBS)が発表したデータによると、消費者需要の重要な指標である小売売上高は7月に前年同月比3.7%増加した。
この数字はブルームバーグのアナリストが予測した4.6%増には届かず、7月は6月の4.8%増に続き2か月連続で消費の伸びが鈍化した。
不動産セクターの長期的な危機と若者の高失業率は、ここ数年にわたり中国の消費者心理を圧迫してきた。ドナルド・トランプ米大統領の貿易戦争によって引き起こされた混乱の激化により、状況はさらに悪化している。
トランプ大統領は1月に大統領に復帰して以来、中国および他のほとんどの主要貿易相手国に関税を課しており、経済活動を刺激するために中国への依存度が高まっている中で、中国の輸出を脅かしている。
7月の工業生産も予想を下回り、前年比5.7%増とブルームバーグの予想6.0%増に及ばなかった。
北京とワシントンは対立の緩和を目指しており、両国は今週、5月に初めて合意した停戦をさらに90日間延長すると発表した。
ピンポイント・アセット・マネジメントのチーフエコノミスト、張志偉氏は金曜日のメモで「輸出の力強い伸びにもかかわらず、経済の勢いは弱まっている」と述べた。
中国政府は昨年、金利の引き下げ、住宅購入規制の撤廃、地方政府の債務上限の引き上げ、金融市場への支援強化など、成長再活性化に向けた一連の措置を発表した。
「一部の消費財に対する財政補助金による効果は薄れつつある」と張氏は語った。
「政策当局は第3四半期に経済がどの程度減速するかを注視し、第4四半期に新たな政策支援が必要かどうか判断するだろうと思う。」
NBSのデータによると、調査失業率は7月に5.2%となり、6月から2ポイント上昇した。これは何百万人もの若者が適切な仕事を見つけるのに苦労している中で、もう一つの注目すべき数字だ。
キャピタル・エコノミクスのズーチュン・フアン氏は報告書の中で、「今後、今年残りの期間に経済回復が期待できる理由はほとんどない」と述べた。
Bangladesh News/The Daily Star 20250817
https://www.thedailystar.net/business/global-economy/news/china-retail-sales-growth-lower-expected-july-3964186
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