[Financial Express]ロンドン、8月17日(BBC/AFP):英国のキア・スターマー首相と他の欧州各国首脳は、月曜日にホワイトハウスでウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とともにトランプ大統領と会談する予定。
ドナルド・トランプ米大統領は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とのアラスカでの首脳会談後、停戦を求める動きを中止した。
クレムリンが侵攻を命じてから3年以上経ったウクライナでの停戦確保は、首脳会談前のトランプ大統領の主要要求の一つだったが、ウクライナとその欧州同盟国は招待されていなかった。
しかし会談で進展がなかったため、トランプ大統領はウクライナでの即時停戦を否定した。これは、最終的な和平合意に向けた交渉を長らく主張してきたプーチン大統領に有利な動きとみられる。
ウクライナとその欧州同盟国は、プーチン大統領の姿勢は時間を稼ぎ、ロシアの戦場進撃を圧迫する手段だと批判している。
この件でトランプ大統領の耳を傾けてもらおうと月曜日にワシントンに向かう首脳陣には、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、NATOのマーク・ルッテ事務総長、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長などがいる。
訪問に先立ち、フォンデアライエン氏はXで、日曜日にブリュッセルで行われるゼレンスキー氏との会談を歓迎し、他の欧州首脳もビデオ会議で参加する予定であり、その後、ゼレンスキー氏の「要請」により「他の欧州首脳」とともに米国訪問に同行する予定だと述べた。
メルツ氏の訪問を認めたドイツ政府は、「ウクライナにおける迅速な和平合意への関心」を強調するよう努めると述べた。
トランプ大統領はアラスカからワシントンに戻る機内でゼレンスキー大統領と欧州各国首脳に状況を報告し、その後「ロシアとウクライナの恐ろしい戦争を終わらせる最善の方法は、戦争を終わらせる和平合意に直接至ることだと全員が判断した」と述べた。
停戦合意は「往々にして持続しない」とトランプ氏は自身のプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」で主張した。しかしゼレンスキー大統領は方針転換に納得していない様子で、土曜日には「状況を複雑化させる」と述べた。
同氏はソーシャルメディア上で、「もしモスクワに、攻撃を中止せよという単純な命令を実行する意志がないのであれば、ロシアに数十年にわたる近隣諸国との平和共存という、はるかに大きなことを実行する意志を持たせるには、多大な努力が必要になるかもしれない」と述べた。
一方、欧州の首脳らは当初からトランプ大統領のプーチン大統領への働きかけに不安を表明していた。
会談について説明を受けた当局者がAFPに語ったところによると、トランプ大統領はゼレンスキー大統領および欧州各国首脳との電話会談で、ロシアがほぼ実効支配するウクライナ東部の2地域を完全掌握する代わりに、他の2地域の前線を凍結するというプーチン大統領の提案を支持すると表明した。
プーチン大統領は「事実上、ウクライナがウクライナ東部のドネツィク州とルガンスク州からなるドンバスから撤退することを要求している」と情報筋は語った。
引き換えに、ロシア軍は主要都市が依然としてウクライナの支配下にあるウクライナ南部の黒海港湾地域、ヘルソンとザポリージャでの攻勢を停止する。
ロシアは、ウクライナへの本格的な侵攻から数か月後、2022年9月に、自国の軍隊がまだいずれも完全には制圧していないにもかかわらず、ウクライナの4つの地域すべてを併合したと主張した。
Bangladesh News/Financial Express 20250818
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/starmer-european-leaders-will-join-zelensky-in-talks-with-trump-today-1755446156/?date=18-08-2025
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