[Financial Express]キエフ、8月18日(ロイター):ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と欧州各国首脳は18日、ワシントンでドナルド・トランプ米大統領と会談し、和平合意案をまとめる予定。米大統領がキエフに対し、モスクワに有利な和平案を受け入れるよう圧力をかけるのではないかとの懸念が出ている。
英国、ドイツ、フランス、イタリア、フィンランド、NATOの欧州首脳は、戦争における外交上の重要な局面でゼレンスキー大統領を支え、2月にトランプ大統領とウクライナ大統領が大統領執務室で遭遇した不機嫌な衝突の再発を防ぎたいと願っている。
ホワイトハウスによると、トランプ大統領はまず東部夏時間午後1時15分(グリニッジ標準時17時15分)に大統領執務室でゼレンスキー大統領と会談し、その後、東部夏時間午後3時(グリニッジ標準時19時)にホワイトハウスのイーストルームで欧州各国首脳らと会談する予定。
トランプ大統領は、金曜日にアラスカでロシアのプーチン大統領を歓迎した後、何万人もの命が失われ、数百万人が避難を余儀なくされた42か月に及ぶ戦争を終わらせるために合意に達するべきだと述べた。
トランプ大統領はその後、ウクライナについて「ロシアは非常に大国だが、彼らはそうではない」と述べた。
しかし、ゼレンスキー大統領は、ウクライナが現在4分の1を支配している東ドネツク地域の残りの部分を放棄することを含む、この会談でのプーチン大統領の提案の概要をすでにほぼ拒否している。
「真の交渉が必要だ。それは、今まさに最前線となっているところから始めることを意味する」とウクライナ大統領は日曜日にブリュッセルで述べ、同国の憲法では領土を譲ることは不可能だと付け加えた。
彼にとってさらに懸念されるのは、より深い和平交渉を行うために即時停戦というキエフの提案を支持していたトランプ大統領が、首脳会談後に方針を転換し、戦闘が続く中で包括的な合意を交渉するというロシアが好むアプローチへの支持を示唆したという事実だ。
Bangladesh News/Financial Express 20250819
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/zelensky-heads-to-washington-as-trump-presses-for-deal-with-russia-1755531833/?date=19-08-2025
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