投資家がウクライナ和平推進の次のステップを待ち望む中、原油価格が上昇

[Financial Express]ロンドン、8月20日(ロイター):米国石油協会(API)が米国の原油在庫の減少を発表し、投資家がウクライナ戦争終結に向けた協議の次のステップを待ち望んでいることを受け、原油価格は水曜日に上昇した。ロシアの原油に対する制裁は今のところ継続されている。

火曜日、原油価格は戦争終結に向けた合意が近づいたとの楽観的な見方から1%以上下落した。しかし、ドナルド・トランプ米大統領は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が合意を望んでいない可能性を認めた。

ブレント原油先物は、12時7分(GMT)時点で71セント(1.1%)上昇し、1バレル66.50ドルとなった。水曜日に満期を迎える米国産ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油先物9月限は84セント(1.4%)上昇し、63.19ドルとなった。

UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は、「原油価格はある日暴落し、翌日には反発する傾向がある。APIの報告はプラスだったため、これが価格を支える要因になっているとみている」と述べた。

市場筋は火曜日、米国原油在庫が242万バレル減少したと、14時30分GMTの公式データ発表に先立ち、米国石油協会(API)のデータを引用して明らかにした。

「和平合意についてはあまり確信が持てない。今後数日間で何か進展があるかどうか見守る必要がある」とスタウノヴォ氏は付け加えた。

トランプ大統領は火曜日、ロシアのウクライナ戦争を終わらせるための合意の一環として米国が航空支援を行う可能性があると述べた。

前日、トランプ大統領はプーチン大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との会談と、それに続く三カ国首脳会談の開催を準備していると述べた。ロシアはゼレンスキー大統領との会談への参加を正式に表明していない。


Bangladesh News/Financial Express 20250821
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-rises-as-investors-await-next-steps-in-ukraine-peace-push-1755705384/?date=21-08-2025