イスラエル、攻撃許可を受けてガザ市を攻撃

[Financial Express] エルサレム、8月21日(AFP):イスラエル国防省がガザ地区に残るハマスの拠点を狙った攻撃拡大を承認したことを受け、イスラエルはガザ市とその郊外を一夜にして攻撃したと住民らが木曜に明らかにした。

新たに承認された計画は、およそ6万人の予備役兵の召集を認めるもので、この作戦によりパレスチナ自治区ですでに壊滅的な人道危機がさらに悪化するのではないかという懸念が高まっている。

「我々は待っていない。予備行動を開始しており、すでにイスラエル国防軍(IDF)部隊がガザ市郊外を占拠している」とイスラエル軍は声明で述べた。

戦闘を拡大しガザ市を制圧するというイスラエルの計画は、国内の反対だけでなく国際的な非難も巻き起こしている。

イスラエル軍は攻撃に先立ち、予備役の召集が9月初旬に始まると発表した。

ガザ市の住民は、一晩中容赦ない爆撃があったと語った。

「家は一晩中揺れている。爆発音、砲撃音、戦闘機、救急車の音、助けを求める叫び声で私たちは死にそうだ」と、避難民の一人、アフマド・アル・シャンティさんはAFPに語った。

「音が近づいてきているけど、どこへ行けばいいの?」

もう一人の住民、アマル・アブデル・アールさんは、ガザ市アル・サブラ地区の自宅から避難してから1週間後、その地域への激しい空爆を見たと語った。

「ガザでは誰も眠れていません。昨夜も、ここ一週間も。東部への砲撃と空爆は止むことなく、空は一晩中閃光を放っています」と彼女は付け加えた。

ガザの民間防衛機関報道官マフムード・バサル氏は、夜間の空爆と砲撃はガザ市の北西部と南東部の地域を狙ったものだと述べた。

イスラエル軍は木曜遅く、ここ数週間のガザ地区全域での一連の作戦の詳細を明らかにした。

同省は、この演習と攻撃は軍がハマスへの圧力を強め、軍事作戦の次の段階への土台を築く「条件を作り出した」と述べた。

イスラエルがガザ市郊外の制圧を強化するなか、瞑想者らは、今週初めにハマスが受け入れたイスラエルの最新の停戦提案に対するイスラエルの公式な反応を待ち続けた。

イスラエルとハマスは、ほぼ2年にわたる紛争を通じて間接的な交渉を重ね、2回の短い停戦への道を拓き、その際にイスラエル人人質がパレスチナ人捕虜と引き換えに解放された。

戦争のきっかけとなった2023年10月のハマスによるイスラエル南部への猛攻撃で拉致された251人のうち、49人が今もガザ地区に残っており、イスラエル軍によると27人が死亡したという。

ハマスとその同盟組織であるイスラム聖戦の関係筋は今週、AFPに対し、最新の停戦提案ではガザ地区から人質10人と遺体18人の解放が求められていると語った。

残りの人質は、より広範な和解に向けた協議と並行して第2段階で解放される予定だ。

カタールとエジプトは米国の支援を受け、数度にわたるシャトル外交を監督してきた。

カタールは、今回の提案はイスラエルが承認した以前の案と「ほぼ同一」だとした一方、カリオ外相は月曜日、「ボールは今やイスラエル側にある」と述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20250822
https://today.thefinancialexpress.com.bd/first-page/israel-pounds-gaza-city-after-offensive-gets-green-light-1755799457/?date=22-08-2025