[Financial Express]ロイター通信によると、8月20日までの1週間、世界の株式ファンドへの資金流入は、主要テクノロジー株の売りに対する警戒感から大幅に減少した。また、今週末に予定されているジャクソンホールの年次シンポジウムでのジェローム・パウエル連邦準備制度理事会議長の講演も、リスク回避の動きを強めた。
LSEGリッパーのデータによれば、投資家が今週購入した世界の株式ファンドの純額はわずか22億7000万ドルで、前週の192億9000万ドルという力強い額から減少した。
米国の株式ファンドは今週、純額で24億ドルの流出となり、前週の約87億6000万ドルの純流入を一部逆転させた。
一方、欧州およびアジアの株式ファンドへの週間純流入額はそれぞれ前週の71億ドルと20億8000万ドルから42億ドルと7000万ドルに減少した。
投資家は株式セクターファンドからも18億2000万ドルの純引き出しを行った。金融セクターとテクノロジーセクターからの流出額はそれぞれ15億8000万ドルと6億1300万ドルで、週間純売り越しの上位となった。
一方、世界債券ファンドは17週連続で人気を博し、投資家はこれらのファンドに純額188億2000万ドルを投入した。
ハイイールド債券ファンドへの週間純流入額は30億3000万ドルで、8週間ぶりの大幅な増加となった。また、短期債券ファンドも25億2000万ドル相当の買い越しとなり、8週連続で純流入となった。
投資家らはまた、安全なマネー・マーケット・ファンドに純額139億8000万ドルを投入し、購入の連続は3週連続に伸びた。
一方、金および貴金属商品ファンド部門では、投資家が12週間続いた買い傾向を終えたため、週当たり2億9,300万ドルの純流出となった。
新興国株式ファンドへの関心が再び高まり、2週連続で資金流出となった後、4億5,800万ドルの純流入が見られた。また、債券ファンドへの純流入額は21億3,000万ドルに上り、合計29,712ファンドのデータからそれが明らかになった。
Bangladesh News/Financial Express 20250823
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/global-equity-fund-inflows-plunge-on-caution-over-tech-sector-sell-off-1755884136/?date=23-08-2025
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