ドル高と利益確定で金価格下落

[Financial Express]ロイター通信によると、金価格は水曜日、前日の取引で2週間超ぶりの高値を付けた後、ドルが上昇し投資家が利益確定したため下落した。

金現物は、11時19分GMT時点で0.5%下落し、1オンスあたり3,375.79ドルとなった。12月限の米国金先物は0.2%下落し、3,425.10ドルとなった。

主要通貨バスケットに対する米ドルの価値を測るドル指数は約0.4%上昇し、ドル建て金塊は他の通貨保有者にとってより高価になった。

「(金)価格は矢というより羽根のように動いており、その動向はドルによって左右される。現在の金価格の軟調さは、上昇モメンタムが弱まったことによる利益確定売りによるものと考えられる」と、独立系アナリストのロス・ノーマン氏は述べた。

金価格は、ドナルド・トランプ米大統領がFRB理事のリサ・クック解任を試みたことで中央銀行の独立性、さらには米国資産全体に対する信頼が損なわれ、安全資産としての需要が高まったことから、火曜日に8月11日以来の高値をつけた。

クック氏はトランプ大統領による解雇を阻止するために訴訟を起こす予定だと同氏の弁護士が明らかにした。ホワイトハウスによる米金融政策形成の取り組みをめぐる長期にわたる法廷闘争の火蓋が切られることになるかもしれない。

UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は「金がもっと強く反応する前に、市場参加者は米裁判所の判決を待つだろう」と付け加えた。

注目されるデータは、FRBが重視するインフレ指標である個人消費支出価格指数である。先週のジャクソンホールシンポジウムでFRB議長ジェローム・パウエル氏がハト派的な発言をしたのを受けて、この指数は金曜日に発表される予定だ。


Bangladesh News/Financial Express 20250828
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-eases-on-firmer-dollar-and-profit-taking-1756308694/?date=28-08-2025