投資家がウクライナ、在庫、インドへの関税に注目する中、原油価格は安定

[Financial Express]ロンドン、8月27日(ロイター):原油価格は水曜日、安定。投資家らが米国の原油・ガソリン在庫の減少とインドへの新たな米国関税の潜在的影響を示す業界報告を消化し、ウクライナ戦争の展開を注視している。

米国のスティーブ・ウィトコフ特使は火曜日、今週ニューヨークでウクライナの代表らと会談する予定であり、ワシントンも戦争終結に向けてロシアと協議中であると述べた。

原油価格は、米国石油協会(API)の週間供給報告に支えられた。市場筋によると、先週の米国の原油、ガソリン、留出油の在庫は減少した。公式在庫データは14時30分(GMT)に発表される予定だ。

ブレント原油先物は、12時12分(GMT)時点で18セント(0.3%)上昇し、1バレル67.40ドルとなった。ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油先物は19セント(0.3%)上昇し、63.44ドルとなった。両先物とも火曜日に2%以上下落していた。

ドナルド・トランプ米大統領によるインドからの輸入品に対する関税を最大50%に倍増させることも焦点となった。インドによるロシア製品の購入に対する関税は水曜日に発効した。

UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は、今のところ供給途絶の兆候はないものの、米国が原油の流れを標的にするかどうかの不確実性が、一部のトレーダーの新規ポジション取得を阻んでいると述べた。

「こうした不確実性から、一部の投資家はトランプ大統領の次なる行動がより明確になるまで様子見姿勢を崩さないだろうというのが私の見方だ」と同氏は述べた。「APIの報告書は投資家を支えている」

最近の他の動きとしては、ロシアの製油所がウクライナのドローン攻撃を受け、処理できない原油を輸出せざるを得なくなったことが挙げられる。

ロシアは先週の製油所への攻撃を受けて、西側諸国の港湾からの原油輸出計画を当初の予定より8月は日量20万バレル上方修正したと、事情に詳しい関係者3人が火曜日に明らかにした。


Bangladesh News/Financial Express 20250828
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-steadies-as-investors-focus-on-ukraine-inventories-and-tariffs-on-india-1756308679/?date=28-08-2025