気候に起因する山火事が北米の汚染の進行を逆転させている

気候に起因する山火事が北米の汚染の進行を逆転させている
[Financial Express]ワシントン、8月28日(AFP):世界の大気汚染は悪化しており、米国とカナダでは記録破りの気候変動による山火事で数十年にわたる改善が水の泡となり、最も急激な増加に見舞われていると、木曜日に発表された研究が明らかにした。

大気質生活指数(AQLI)年次報告書は、1998年まで遡る記録に基づき、衛星データを用いて世界中の粒子状物質のレベルを評価しています。査読済みの科学に基づき、濃度を平均余命の喪失年数に換算しています。

「このことはいくら繰り返しても足りないと思う。粒子状物質は依然として地球上の人類の健康に対する最大の外的脅威である、それだけだ」と、AQLIの共同創設者であるシカゴ大学の経済学教授マイケル・グリーンストーン氏はAFPに語った。

「タバコの煙よりも悪い。子どもと母親の栄養失調よりも悪い。交通事故よりも悪い。HIV/エイズよりも悪い。損失という点では何よりも悪い。」

報告書によると、カナダの壊滅的な2023年の山火事シーズンでは、2022年と比較して粒子状物質のレベルが50%以上上昇し、米国では20%の増加が見られた。

現時点ではデータは2023年までしか及んでいないが、人為的な温室効果ガス排出による気温上昇と干ばつによって両国とも山火事シーズンの激化に直面しており、この傾向は継続している可能性が高い。


Bangladesh News/Financial Express 20250829
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/climate-driven-wildfires-reversing-pollution-progress-in-n-america-1756397550/?date=29-08-2025