[The Daily Star]インドのハーディープ・シン・プリ石油相は月曜日のヒンズー紙で、インドはロシアからの原油輸入で「不当な利益を得ている」わけではなく、同国の原油購入によって市場が安定し、原油価格が1バレル200ドルまで上昇するのを防いでいると述べた。
米国はロシア産原油の購入を理由にインドを標的にしており、ドナルド・トランプ大統領はインドの原油購入を抑制するため、インドからの米国への輸出に関税を課している。
スコット・ベセント財務長官は、インドがロシア産原油を低価格で輸入し、精製燃料を高値で転売することで不当利得を得ていると非難した。ホワイトハウスのピーター・ナバロ通商顧問は、インドの購入がロシアのウクライナ戦争の資金源になっていると述べた。
「一部の批評家は、インドがロシア産石油の『コインランドリー』になっていると主張している。これほど真実からかけ離れたことはない」とプリ氏は社説で述べた。
プリ氏の発言は、ナレンドラ・モディ首相が中国で地域サミットに出席するためロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談するさなかになされた。
インドはロシア海上原油の最大の買い手として浮上した。欧州諸国と米国がロシアからの原油購入を控え、2022年2月のウクライナ侵攻を受けてロシアに制裁を課したことを受け、ロシアは新たな買い手を探し求めており、インドは原油の割引価格を活用している。
「ロシアの原油はイランやベネズエラの原油のように制裁を受けたことはない。収入を制限しながら原油の供給を維持することを意図的に目的としたG7/欧州連合の価格上限制度の対象となっている」とプリ氏は語った。
同氏は、インドのすべての石油取引は「合法的な輸送と保険、法令を遵守したトレーダー、監査済みの経路」を使って行われていると述べた。
「インドはルールを破ったわけではない。インドは市場を安定させ、世界価格の急騰を防いだのだ」
「より大きな真実は、世界の石油の約10%を供給する世界第2位の生産国に代わるものはないということだ」と彼は付け加えた。
Bangladesh News/The Daily Star 20250902
https://www.thedailystar.net/business/news/india-not-profiteering-russian-oil-imports-3976411
関連