[Financial Express]ロンドン、9月2日(ロイター): 石油輸出国機構(OPEC)の総会を日曜日に控え、原油価格は火曜、小幅上昇した。ロシアとウクライナの紛争激化で供給が混乱するとの見方が高まった。
ブレント原油は、13時17分GMT時点で31セント(約0.45%)高の1バレル68.46ドルで、それ以前には2%強上昇していた。
米WTI原油は1バレル64.96ドルで、前日比95セント(約1.48%)上昇した。WTI先物は、米国の労働者の日(レイバーデー)の祝日のため、月曜日は決済されなかった。
独立系アナリストのガウラフ・シャルマ氏は「OPECの決定と、原油供給プールにおけるロシアの出資比率の方向性をめぐる地政学的な懸念を前に、ブレント原油先物は上昇傾向にある」と述べた。
投資家たちは、9月7日に開催される石油輸出国機構(OPEC)加盟国8カ国とその同盟国による会合を注視することになる。
アナリストらは、市場を支え、原油価格を1バレル=60ドル台に維持しているサウジアラビアやロシアなど8カ国による残りの自主的な減産は、同グループが解除しないとの見方を示した。
シャーマ氏は、今年第4四半期に供給過剰が見込まれることから、OPECは米国の夏の原油生産シーズンの終了を待ってから次の行動を取る可能性があると述べた。
UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は、米データが原油価格のさらなる減少を示すとの期待も市場を押し上げたと述べた。
米国の夏のドライブシーズンは月曜日のレイバーデーの祝日で正式に終了し、世界最大の燃料市場における最も需要の高い時期が終わった。
供給面では、ロイターの計算によると、ウクライナのドローン攻撃により、ロシアの石油処理能力の少なくとも17%、つまり日量110万バレルに相当する施設が停止した。
一方、カザフスタンの原油生産量は8月には188万バレル/日となり、7月の184万バレル/日から増加したと、データに詳しい関係者が火曜日にロイター通信に語った。
Bangladesh News/Financial Express 20250903
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-edges-higher-ahead-of-opec-meeting-1756834974/?date=03-09-2025
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