金が新たな高値を更新、アジア市場は下落

[Financial Express]香港、9月3日(AFP):水曜日のアジア市場は下落したが、株式・債券市場の売りを受けて投資家が安全資産を求めたため、金は過去最高値を付けた後、6日連続で値上がりした。

アジア市場が開くと、即受渡し用の金地金は新たな記録を樹立し、0.4%上昇して1オンス当たり3,546.96ドルに達した。

ドナルド・トランプ大統領がリサ・クック米連邦準備制度理事会理事の解任を試みたことを受けて、トレーダーらは米連邦準備制度理事会の将来を懸念し、価格は過去6日間で5%上昇した。

オーストラリア・コモンウェルス銀行のキャロル・コン氏は「トランプ大統領のホワイトハウス復帰により、投資家の安全資産への選好が変化した可能性がある」と述べた。

「金は年初来で30%以上上昇し、アウトパフォームした。トランプ大統領が引き続き米国の主要機関、特に連邦準備制度の独立性を損なわせるならば、米ドルが安全資産としての魅力をさらに失うリスクがある」とコング氏は述べた。

SPIアセット・マネジメントのスティーブン・イネス氏は、債券と株式が下落するなか、金は「最後の手段」となったと述べた。

「ドル高により、ハイテク・半導体業界の関税をめぐる小競り合いが再燃する中、世界の金融環境が引き締まり、アジアが孤立して貿易を行うことは不可能になるだろう。」

一方、東京株式市場は国内の政治的不確実性に悩まされ、7月の参院選での惨敗を受けて与党ナンバー2の安倍晋三首相が火曜日に辞任を表明したことから寄り付きで下落した。

取引開始時点で、東証株価指数は0.5%下落して3,067.11となり、日経平均株価は0.3%下落して42,165.54となった。

シドニーのヴァンエックのクロスアセット投資ストラテジスト、アンナ・ウー氏はブルームバーグに対し、「トレーダーは日本の政治見通しをめぐって不確実性が高まっているとみており、それがボラティリティを押し上げている」と語った。


Bangladesh News/Financial Express 20250904
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/asia-markets-down-as-gold-hits-fresh-high-1756922516/?date=04-09-2025