LNGの再ガス化は飽和レベルに近づいている

LNGの再ガス化は飽和レベルに近づいている
[Financial Express]バングラデシュの液化天然ガス(LNG)の再ガス化はほぼ飽和状態に達し、1日あたり約10億5,300万立方フィート(ッムクフド)に達しており、同国で稼働中の2基の浮体式貯蔵・再ガス化設備(FSRU)は95.72パーセントの稼働率となっている。

ペトロパングラの幹部は、現在のインフラでは、FSRU2基がフル稼働すれば、最大で日量1,100ミリ立方フィートの再ガス化能力があると語った。

現在、米国のエクセレレート・エナジーが所有するFSRUは約600 ッムクフドのLNGを再ガス化する能力があり、サミット・グループのFSRUは500 ッムクフドの能力がある。

両FSRUをフル稼働させるには、バングラデシュは年間115隻のLNGを輸入する必要があると当局者は述べた。

国営ペトロバングラは今年(2025年)合計108個のLNGを輸入する予定で、これは年間としては最多となる。

ガス不足に悩む国営肥料工場への天然ガス供給の飽和レベルに達するため、同社は7隻分のLNGを追加輸入する計画だ。

国営企業は、追加量のLNG輸入を促進するため、天然ガス関税を現行の1立方メートル当たり16タカから150パーセント引き上げ、1立方メートル当たり40タカに改定することを求めている。

バングラデシュは8月に合計11回のLNG輸入を行い、これは単月としては最高であった。

このうち、カタール・エナジーは長期契約に基づきLNG貨物3個を、オマーンのOQトレーディング・インターナショナルは2個を供給した。

OQトレーディングはまた、短期的にLNGを供給するために新たに締結した契約に基づき、LNG貨物1隻も供給した。

ペトロバングラは8月に残りの5つのLNG貨物をスポット市場から調達した。

同国は9月に合計10隻のLNGを輸入する予定であることが分かった。

長期契約に基づき、カタールエナジーは4隻のLNGを供給し、OQトレーディングは9月に1隻を供給する予定。

さらに、OQトレーディングは短期契約に基づいて2つのLNGカーゴも提供し、残りの3つのLNGカーゴは9月にスポット市場で入手可能になる予定だ。

バングラデシュは、産業への天然ガス供給量増加のため政府が6回分のLNG追加輸入を決定した6月初旬から、1,000ッムクフド以上のLNGを再ガス化している。

ペトロバングラ社の最新データによると、現在、同国全体の天然ガス生産量は、再ガス化されたLNGの1,053 ッムクフドを含めて2,835 ッムクフドと推定されている。

政府筋によると、天然ガス生産量の増加に伴い、産業への天然ガス供給が大幅に増加した。

Azizjst@yahoo.com


Bangladesh News/Financial Express 20250905
https://today.thefinancialexpress.com.bd/last-page/lng-re-gasification-nears-saturation-level-1757009399/?date=05-09-2025