[Financial Express]ロイター通信によると、ユーロ圏の国債利回りは米国債に遅れをとった。米国債は金曜日のデータ発表後に急落し、ドイツと米国の借入コストの差は4月初旬以来の最低水準となった。
米国の雇用の伸びは8月に弱まり、失業率は上昇した。これは労働市場の状況が軟化していることを裏付け、連邦準備制度理事会による利下げ観測を高めた。
経済見通しの改善と「より長期間にわたる高い」政策金利への期待により、ユーロ圏の利回りの低下は鈍化した。
金融市場は、12月までにFRBが70ベーシスポイントの金融緩和を実施すると織り込んでおり、経済指標発表前の60ベーシスポイントから25ベーシスポイントの利下げが2回、さらに3回目の利下げの可能性が80%であることを示唆している。
また、9月に25ブプスの利下げを示唆し、50ブプスの利上げの可能性も10%あると示唆した。これはデータ発表前のゼロから上昇した。
ユーロ圏の指標金利であるドイツ10年債利回りは5ベーシスポイント低下し、2.67%となった。火曜日には2.80%と、3月26日以来の高水準を付けた。
指標となる10年米国債の利回りは10ベーシスポイント低下して4.08%となり、米国とドイツの借入コストの利回り格差は141ベーシスポイントに縮小し、米国資産の急激な売りが始まった4月7日以来の最低水準となった。
ユーロ圏の超長期借入コストは、数年ぶりの高水準に達した後、今週後半に米国のデータ発表を前に低下した。
債務水準の上昇が予想されることから、長期債のリスクプレミアムが上昇する根拠が強まった。
30年ドイツ国債の利回りは4ベーシスポイント低下し、3.30%となった。水曜日には4.434%に達し、2011年夏以来の高水準となった。
欧州中央銀行の政策金利の見通しに敏感なドイツの2年債利回りは3ベーシスポイント低下し1.93%となった。
Bangladesh News/Financial Express 20250906
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/euro-zone-bond-yields-lag-us-treasuries-1757087123/?date=06-09-2025
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