OPEC増産後の原油価格上昇は控えめ

[Financial Express]ロンドン、9月8日(ロイター): 石油輸出国機構(OPEC)の増産規模が小幅と見られ、ロシア産原油への追加制裁の可能性をめぐる懸念から、原油価格は月曜日に1ドル以上上昇し、先週の下落分を取り戻した。

OPECは10月からの増産計画を示唆したが、その量は一部アナリストの予想を下回った。ロイター通信は今月初め、加盟国がさらなる増産を検討していると報じていた。

サクソバンクの商品戦略責任者、オーレ・ハンセン氏は「市場はOPECの増産を巡り先走りすぎていた」と語った。

今日は、典型的な「噂を売って事実を買う」という反応を目にしている」。ブレント原油は13時8分(GMT)までに1.13ドル(1.7%)上昇し、1バレル66.63ドルとなった。一方、米国産ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油は1.02ドル(約1.7%)上昇し、1バレル62.89ドルとなった。

米国の雇用統計が低調でエネルギー需要の見通しが暗くなったため、両指標とも金曜日に2%以上下落した。先週は3%以上下落した。

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの同盟国で構成されるOPECは日曜日、10月からさらに石油生産を増やすことで合意した。

OPECは、原油市場を支えるために長年にわたり減産を続けてきた後、4月から増産に踏み切っている。今回の決定は、北半球の冬季に原油供給過剰が予想されるにもかかわらず行われた。OPEC加盟8カ国は、10月から日量13万7000バレルの増産を行う。しかし、これは9月と8月の約55万5000バレル、7月と6月の41万1000バレルの増加量と比べると大幅に少ない。


Bangladesh News/Financial Express 20250909
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-gains-after-opec-output-hike-seen-modest-1757345445/?date=09-09-2025