[Financial Express]ロイター通信によると、金曜日の原油価格は、供給過剰と米国の需要低迷に対する懸念が中東とウクライナの紛争による供給途絶リスクによって相殺され、安定している。
ブレント原油先物は、午前8時54分までに11セント(0.2%)上昇して1バレル66.49ドルとなり、米ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油は4セント上昇して62.41ドルとなった。
ブレント原油とWTI原油の指標価格は木曜日にそれぞれ1.7%と2%下落した。
国際エネルギー機関(IEA)が木曜日に発表した月例報告によると、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの同盟国による増産計画により、世界の石油供給量は今年予想よりも急速に増加する見通しだ。
しかし、OPECは同日遅くに発表した報告書で、今年と来年の石油需要の伸びに関する比較的高い予測に変更はなく、世界経済は堅調な成長傾向を維持していると述べた。
PVMオイル・アソシエイツのアナリスト、ジョン・エバンズ氏は、原油価格暴落のリスクはあるものの、留出油市場の逼迫、在庫補充のための中国からの継続的な購入、ロシアに対する潜在的な制裁、その顧客に対する二次的制裁などの要因が市場を支えていると述べた。
ロシア北西部の港湾都市プリモルスク(同国最大の石油・燃料輸出ターミナルの一つ)が金曜日、ドローン攻撃を受け、船舶とポンプ場が火災に見舞われたと同地方知事が明らかにした。
供給面では、インド最大の民間港湾運営会社アダニ・グループが、西側諸国が制裁対象としたタンカーの自社の全港への入港を禁止したと3人の関係筋がロイター通信に語り、文書もそれを示している。ロシアからの原油供給が抑制される可能性がある。
インドはロシアの海上原油の最大の買い手であり、その大半は欧州連合、米国、英国の制裁下にあるタンカーで輸送されている。
Bangladesh News/Financial Express 20250913
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-steady-as-oversupply-expectations-offset-risks-to-output-1757690816/?date=13-09-2025
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