留学前に身につけておきたいスキル

留学前に身につけておきたいスキル
[The Daily Star]バングラデシュの多くの学生にとって、留学は夢のようですが、外国での生活に慣れるには多くの困難が伴います。学業だけでなく、日常生活をよりスムーズに、ストレスなく、そしてより効率的に送るための実践的なスキルも必要です。飛行機に乗る前に、バングラデシュで特定のスキルを身につけることに時間を費やすことで、海外での新しい生活に一歩踏み出す際に有利なスタートを切ることができます。

バリスタのスキル

アメリカからオーストラリアまで、バングラデシュの学生が高等教育を受ける国のほとんどでは、コーヒー文化が根付いています。これらの国のカフェは、学生同士の交流の場であり、特に留学生にとって主要なアルバイト先となっています。

バングラデシュでエスプレッソマシンの操作、様々なスタイルのコーヒーの淹れ方、接客といったバリスタの基本的なスキルを習得しておくと、海外でアルバイトを見つける際に有利になります。ダッカやチッタゴンのコーヒーショップの中には、短期のトレーニングプログラムを提供しているところもあります。例えば、アウェイクコーヒーロースターズには、プロのバリスタトレーニングを提供するアカデミーがあります。彼らは、世界的に認められているアメリカスペシャルティコーヒー協会(SCA)基準のトレーニングを提供しています。ノースエンドでも、エスプレッソの淹れ方やラテアートなどのスキルを学べるバリスタトレーニングを提供しています。また、様々なコーヒーマシンやコーヒーの淹れ方についても学ぶことができます。これらのトレーニングプログラムの受講料は、2,000タカから18,000タカです。

料理

海外で定期的に外食するのは費用がかさみ、インスタントラーメンに頼っていては健康にも勉強にもなりません。だからこそ、料理は必須のスキルです。キチュリ、カレー、ダル、パラタといった定番料理を作れるようになれば、お金を節約できるだけでなく、故郷の味を味わえるでしょう。欧米にはバングラデシュや南アジアの食材店が多いので、馴染みのある料理を再現するための食材を簡単に見つけることができます。さらに、パスタや炒め物といった手軽な国際料理の作り方を知っておくと、忙しい勉強の日々も楽になります。

運転

多くの外国では公共交通機関が信頼できますが、バングラデシュを出国する前に運転免許証を取得しておくと大きな利点になります。

多くの大学は郊外に位置しており、バスや電車が必ずしもすべての路線を網羅しているわけではありません。運転できれば、キャンパスへの通学、買い物、友人との旅行など、様々な場面で柔軟に対応できます。すぐに車を所有できなくても、運転に自信があれば、ライドシェアの仕事や週末のドライブ旅行なども可能です。

基礎を学ぶ

英語に加え、ドイツ、フランス、日本などの国に行く場合は、現地の言語の基礎をある程度学んでおくと、生活がはるかに楽になります。国によっては、大学に出願する前に、母国語の一定レベルの能力が求められる場合もあります。日本では、日本語能力試験N2レベルまたは同等の日本語能力が求められます。これは、日本語を理解し、複雑な会話や資料を扱う高い能力を示すものです。

バングラデシュ日本同窓会、ダッカ・アリアンス・フランセーズ、ゲーテ・インスティトゥートなどの団体では、海外の大学に出願したり、留学する前にこれらの言語を習得するのに役立つ認定コースを提供しています。


Bangladesh News/The Daily Star 20250915
https://www.thedailystar.net/supplements/passport-education/news/skills-master-studying-abroad-3986031