EU、ロシアに対する新たな制裁パッケージを提案

[Financial Express]ブリュッセル(ベルギー)9月19日(AFP):欧州委員会(EU)は金曜日、ウクライナ戦争をめぐりロシアへの圧力を強めるため、加盟国に承認を求めるためロシアに対する新たな制裁措置を提示したと発表した。

EUのウルズラ・フォンデアライエン事務総長は金曜日遅くにこの政策パッケージの詳細を説明する予定だったが、今週、この政策パッケージが仮想通貨と銀行を対象とし、ロシアの化石燃料輸入の段階的廃止を加速させることを目指すだろうと予想していた。

欧州委員会の報道官パウラ・ピニョ氏はブリュッセルでの記者会見で、「欧州委員会がロシアに対する新たな制裁措置、19番目の措置を採択したことを確認できる」と述べた。

2022年2月にモスクワがウクライナに侵攻して以来、欧州は資産凍結からロシア産石油の輸入のほぼ全面禁止まであらゆる手段を講じてロシアの軍資金を枯渇させることを目指して18回にわたり制裁を課してきた。

この最新パッケージの最終決定は、ドナルド・トランプ米大統領がモスクワへの制裁措置に移る前に、同盟国にロシア産原油の購入を停止し、中国に関税を課すよう要求した後に行われた。

フォンデアライエン委員長は今週トランプ大統領と話した後、欧州委員会は「ロシアの化石燃料輸入の段階的廃止」を加速させたいと述べた。欧州委員会はこれまで、2027年末までに廃止することを計画していた。

EUはすでにロシア産原油の大半を禁止しており、輸入シェアを2021年初頭の29%から2025年半ばまでに2%に削減することになっているため、新たな措置はガス輸入に重点を置くと予想される。

数十年にわたる欧州への依存を終わらせようとする動きにもかかわらず、ロシアは2024年でもEUの天然ガス供給量の19%を占めた。これは戦前の45%から減少している。


Bangladesh News/Financial Express 20250920
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/eu-proposes-new-sanctions-package-against-russia-1758299401/?date=20-09-2025