アジア太平洋市場は概ね上昇

[Financial Express]CNBCによると、投資家が日本銀行の政策金利決定を評価したため、アジア太平洋市場は金曜日、大部分が上昇した。

日本銀行が政策金利をロイターのエコノミスト調査の予想通り0.5%に据え置いたことを受け、日本の指標株価である日経平均株価は上昇幅を縮小し、0.57%下落した。

主要株価指数は、この日の取引開始直後に2営業日連続で過去最高値を更新した。終値は45,045.81円、対ドルでは0.14%円高の147.80円となった。

金利据え置きの決定は、日本の8月のコアインフレ率が2.7%と2024年11月以来の低水準に落ち込み、3カ月連続の低下となったことを受けて行われた。

生鮮食品価格を除いたコアインフレ率は、ロイターが調査したエコノミスト予想の2.7%とほぼ一致した。国内の総合インフレ率も2.7%に低下し、7月の3.1%から低下し、2024年11月以来の低水準となった。

「日本銀行が金利を据え置く決定は、インフレ鈍化と世界的な不確実性の中で、時期尚早な引き締めよりも安定を優先するという同行の慎重な姿勢を強調するものだ」とキャピタル・グループの投資ディレクター、雨宮宏明氏は述べた。

「政策の選択肢を維持することで、日銀は日本の経済回復の強さを継続的に評価しながら、外部の変動に対応する用意があることを示している。」

雨宮氏は「日銀の戦略は、方向転換ではなく、リフレサイクルの初期段階を支援するものだ」と付け加えた。

LSEGのデータによると、日本の2年国債の利回りは0.885%に上昇し、2008年6月以来の高水準となった。

オーストラリアのASX/S香港のハンセン指数は横ばいの26,545.1で取引を終えたが、中国本土のCSI300はほぼ変わらずの4,501.92だった。

インドのニフティ 50指数は0.55%下落した。インドの市場監督機関が、ヒンデンブルグ・リサーチによる不正行為疑惑について、アダニ・グループとその創業者ゴータム・アダニ氏を無罪としたため、アダニの主力銘柄であるアダニ・エンタープライズの株価は4%以上上昇した。

一方、貿易と経済が引き続き注目されたことから、欧州の株式は金曜日の取引開始時に小幅上昇した。

欧州総合株価指数ストックス600はロンドン時間午後2時44分(東部時間午前9時44分)時点で横ばいとなり、セクター間ではまちまちの動きとなった。

欧州の個別銘柄を見ると、世界貿易の指標であるマールスクの株価は4.6%下落し、物流会社キューネ・ナーゲルの株価は7%下落した。

一方、LSEGのデータによると、ドイツの自動車部品メーカー、コンチネンタルの株価は金曜午前の取引で32.4%急騰した。


Bangladesh News/Financial Express 20250920
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/asia-pacific-markets-trade-mostly-higher-1758301322/?date=20-09-2025