[Financial Express]ロイター通信によると、貴金属に対する強気な見方を最大限に利用しようと躍起になっている中国の紫金黄金国際は、香港でのIPOで32億ドルの調達を目指している。これは同市にとって過去4年間で最大規模となる見込みだ。
香港株式市場の力強い回復に加わる今回の公募では、株式のオーバーアロットメントがすべて行使されれば、評価額246億ドルで最大287億香港ドル(37億ドル)の調達が可能となる可能性がある。
不確実な時期や低金利環境では好調なパフォーマンスを示す傾向がある金は、今年これまでに39%近く上昇している。
「紫金金の時価総額240億ドルは妥当な水準だ」と、スマートカルマに記事を掲載しているバリンガル・インベストメント・アドバイザーズのストラテジスト、デビッド・ブレナーハセット氏は金曜の調査ノートで述べた。
「金市場は完全に強気相場だ。勢いは強い。買いのみのサポートがある」と彼は述べた。
中国の紫金鉱業の完全子会社で、同グループの中国国外の金鉱山すべてを運営する紫金ゴールドは、1株当たり71.59香港ドルで3億4900万株を売り出す予定であることが、金曜日の目論見書で明らかになった。
取引は9月29日に開始される予定。
ディールロジックのデータによると、これは香港におけるIPOとしては、2021年5月にJDロジスティクスが36億ドルを調達して以来、最大規模となる。オーバーアロットメントが行使されれば、快手科技が2021年1月に62億ドルを調達して以来、最大のIPOとなる。
同社の株式公開は、今週最大12億ドルの調達を目指す自動車メーカーの奇瑞が行った株式公開に続くものだ。
ディールロジックのデータによると、香港では今年、新規上場による資金調達総額がこれまでに185億ドルに達し、2024年の年間目標額113億ドルを上回った。中国のAI・ハイテク株への需要の高まりを受け、中国本土に上場する多くの中国企業が香港でも株式を売却している。
紫金金業は目論見書の中で、今後5年間の収益を既存の鉱山の改良に充てる計画だと述べた。
同社はまた、世界の金需要は2024年から2030年にかけて年平均成長率3.2%で着実に増加すると予想している。
Bangladesh News/Financial Express 20250920
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/zijin-gold-seeks-32b-in-hong-kong-ipo-as-demand-for-precious-metal-soars-1758301308/?date=20-09-2025
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