[The Daily Star]60代は人生の節目ですが、同時に健康にもっと気を配るべき時期でもあります。定期的な健康診断は、潜在的な問題を早期発見し、より適切な管理と深刻な病気の予防につながります。60歳以上の方が、これからの人生において活動的で自立した生活を送り、健康を維持するために必要な健康診断のガイドをご紹介します。
1. 血圧測定:高血圧は多くの場合無症状ですが、心臓病、脳卒中、腎障害につながる可能性があります。血圧は年に1回、または数値が高い場合、あるいは糖尿病や高血圧の家族歴などの他のリスク要因がある場合は、より頻繁に測定することをお勧めします。
2. 大腸がん検診:大腸がんは早期発見すれば最も予防可能ながんの一つです。60歳以上の方の検診は非常に重要です。米国予防サービス特別委員会は、45歳から75歳まで検診を受けることを推奨しています。一般的な検診方法としては、10年ごとの大腸内視鏡検査や年1回の便検査などがあります。
3. 前立腺がん(男性):前立腺がんは高齢男性に多く見られます。55歳から69歳の男性は、前立腺特異抗原(PSA)検査のメリットとリスクについて医師に相談してください。70歳以上の方は、特別な懸念がない限り、定期的なスクリーニングは推奨されません。
4. 乳がん(女性):女性の場合、乳がんのリスクは加齢とともに高まるため、定期的なマンモグラフィー検査が不可欠です。米国がん協会は、40歳から50歳の女性に対し、個人歴や家族歴にもよりますが、1~2年ごとのマンモグラフィー検査を推奨しています。検査開始時期や頻度については、医師がアドバイスいたします。
5. 骨の健康:骨粗鬆症は骨を脆くし、骨折のリスクを高めます。65歳以上の女性は、骨粗鬆症の有無を確認するために骨密度検査を受ける必要があります。骨折の家族歴などのリスク要因がある場合は、より早期の検査が必要になる場合があります。
6. 視力検査と聴力検査:白内障や黄斑変性症などの視力障害は、加齢とともに増加します。定期的な視力検査は、視力を維持し、早期発見に役立ちます。同様に、難聴も多くの高齢者に見られ、自覚症状がほとんどありません。聴力検査を受けることで、重要な会話や音を聞き逃さずに済みます。
7. コレステロールと血糖値の検査:高コレステロールと高血糖は、心臓病や糖尿病の主要な危険因子です。定期的な検査は、これらの疾患の早期発見に役立ちます。特にリスク因子がある場合は、コレステロール値は少なくとも5年に1回検査し、血糖値は糖尿病の早期発見のためにモニタリングする必要があります。
8. 甲状腺機能検査:甲状腺機能低下症などの甲状腺の問題は、代謝、気分、エネルギーレベルに影響を与える可能性があります。特に疲労感や原因不明の体重変化などの症状がある場合は、甲状腺機能検査が問題の特定に役立ちます。
9. C型肝炎スクリーニング:C型肝炎は、何年も診断されないまま放置される可能性のある肝臓感染症です。簡単な血液検査でウイルスを早期発見し、肝障害やその他の合併症を予防できます。
健康的なライフスタイルの維持:検査は不可欠ですが、健康的なライフスタイルの維持も同様に重要です。バランスの取れた食事、定期的な運動、ストレス管理は、年齢を重ねても健康を維持するのに役立ちます。喫煙を避け、アルコールの摂取量を制限し、十分な睡眠をとるようにしてください。
Bangladesh News/The Daily Star 20250921
https://www.thedailystar.net/health/healthcare/news/essential-health-screenings-those-over-60-guide-healthy-ageing-3990571
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