パキスタン、南アフリカに核の傘を拡大

パキスタン、南アフリカに核の傘を拡大
[Financial Express]リヤド、9月22日(AFP): パキスタンの核の傘はサウジアラビアもカバーすると、サウジアラビア政府に近い筋が日曜日にAFPに語った。数日前、両国は相互防衛条約に突然署名した。

情報筋はAFPに対し、この合意は何年も前から準備されており、サウジアラビアはパキスタンの最大のライバルであるインドが自国の安全保障上のニーズを理解することを期待していると語った。

この合意はパキスタンの核兵器がサウジアラビア防衛に使われることを意味するのかとの質問に対し、王室に近いアナリストのアリ・シハビ氏はAFPに「その通りだ」と語った。

同氏は「核はこの合意に不可欠であり、パキスタンは王国が実質的に自国の核計画に資金を提供し、制裁を受けた際に支援したことを覚えている」と付け加えた。

「インドはサウジアラビアの安全保障上のニーズを理解するだろう。サウジアラビアはインドと良好な関係を維持している。」

報道によれば、パキスタンのカワジャ・アシフ国防相も地元放送局に対し、合意の調印後、同国の核開発計画は必要に応じてサウジアラビアに提供されるだろうと語ったという。

この相互防衛協定は、イスラエルが隣国カタールのハマス指導者を狙った攻撃を行い、安全保障を長らく米国に依存してきた湾岸諸国に衝撃を与えたわずか数日後にリヤドで調印された。

この新たな協定は、5月にパキスタンとインドが4日間にわたり激しい衝突を起こし、ミサイル、ドローン、砲撃により双方で70人以上が死亡したわずか数か月後に締結された。核武装した隣国間の衝突としては1999年以来最悪のものとなった。

インドのナレンドラ・モディ首相は4月にサウジアラビアを外交訪問していたが、インドで観光客を狙った銃撃事件が紛争のきっかけとなったことを受けて訪問を短縮した。

インドとパキスタンは長年、互いが互いの不安定化を狙った武装勢力を支援していると非難してきた。サウジアラビアは紛争の鎮静化に重要な役割を果たしたと考えられている。

同王国は長年にわたり、世界で最も人口の多い国であるインドへの主要な石油供給国となっている。

急速に発展するインド経済は石油輸入に大きく依存しており、インド外務省によればサウジアラビアは第3位の供給国となっている。


Bangladesh News/Financial Express 20250923
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/pakistan-extends-nuclear-umbrella-to-s-arabia-1758563360/?date=23-09-2025