ドル高により銅は閑散とした取引で下落

[Financial Express]ロイター通信によると、銅価格は水曜日、供給不足への懸念にもかかわらず下落した。最大の消費国である中国が1週間の休暇を控えて取引が閑散としているなか、ドル高が価格の重しとなったためだ。

ロンドン金属取引所の基準となる3ヶ月物の銅は、公式オープンアウトクライ取引で0.2%下落し、1トン当たり9936ドルとなった。

「技術的な観点から見ると、短期的には大きな天井に達したことは明らかだ」とコモディティ・マーケット・アナリティクスのマネージングディレクター、ダン・スミス氏は語った。

インドネシアのグラスバーグ銅鉱山の停止による供給懸念が残る中、米ドル指数は0.5%上昇し、市場の重しとなった。

米ドルが強くなると、他の通貨の保有者にとってドル建ての商品の価格が上がる。

マレックスはメモの中で、オフショア人民元の下落が銅価格の下落を招いていると述べた。「全体的な取引量は低調だが、これは来週の祝日を前に中国市場の活動が鈍っていることが主な原因だ」と付け加えた。

一方、アルミニウムは0.5%下落し、1トン当たり2,624ドルとなった。

しかし米国では、LME価格に加えて現物市場でアルミニウムを購入する際に支払われるプレミアムは、1ポンドあたり0.74ドル、1トンあたり1,631ドルという過去最高を記録した。

ドナルド・トランプ米大統領が金輸入関税を25%から50%に引き上げた5月末以降、金価格の上昇はほぼ倍増している。CRUのシニアアナリスト、アレックス・クリストファー氏は今週のウェビナーで、6月初旬の関税引き上げに先立ち、約15万トンの在庫が積み上がったことで、金価格の上昇は鈍化したと述べた。

「現在、その消費は終わったと我々は考えている。だからこそ、50%関税の影響が本格的に現れているのだ」とクリストファー氏は語った。

その他の金属のうち、亜鉛はロンドン金属取引所(LME)の亜鉛在庫が4万4400トンと2023年4月以来の最低水準に落ち込んだにもかかわらず、0.4%下落して1トン当たり2876ドルとなった。ニッケルは0.5%下落、鉛は横ばい、錫は0.3%下落した。


Bangladesh News/Financial Express 20250925
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/copper-drifts-lower-in-quiet-trade-as-dollar-strengthens-1758739643/?date=25-09-2025