テヘランとモスクワ、イランに原子力発電所を建設するため250億ドルの契約を締結

テヘランとモスクワ、イランに原子力発電所を建設するため250億ドルの契約を締結
[Financial Express]テヘラン、9月26日(ロイター):イランとロシアは、イスラム共和国に原子力発電所を建設する250億ドルの契約を締結したとイラン国営メディアが金曜、イランに対する広範な国連制裁が再び発動される見込みのわずか数時間前に報じた。

「イラン・ホルモズ社とロスアトムの間で、ホルモズガーン州シリクに総額250億ドルの原子力発電所4基を建設する契約が締結された」と国営テレビが報じた。

イランには南部ブシェフルに稼働中の原子力発電所が1基あるのみで、その発電能力は1,000メガワットだが、これは同国のエネルギー需要のほんの一部を賄うに過ぎない。

国営通信社イラン通信によると、各発電所の発電能力は1,255メガワットとなるが、時期については詳細は明らかにされていない。

この合意は、イランのモハマド・エスラミ副大統領兼核担当最高責任者が今週モスクワを訪問したことを受けて行われた。エスラミ氏は、将来建設される原子炉のうち4基はブシェール原子力発電所に建設されると述べた。

ロシアは、2040年までに20ギガワットの原子力発電能力を達成するというイラン政府の計画の一環として、少なくとも2014年以来、イラン国内に8基の原子炉を建設する計画を立ててきた。

250億ドルの合意は、2015年のイランとの画期的な核合意に参加した欧州諸国が発動したいわゆるスナップバック制裁が土曜末までに復活する中で成立した。

英国、フランス、ドイツは先月、イラン政府が合意に基づく義務を順守していないとして制裁を発動した。

金曜日の国連安全保障理事会の会合で、中国とロシアは協議期間をさらに6か月延長する決議案を提出したが、可決に必要な支持を得られる可能性は低い。

西側諸国は長らくイランが原子爆弾の開発を進めていると非難してきたが、イラン政府はこの非難を強く否定し、民生用核開発計画の権利を擁護している。

米国は2018年にイランとの核合意から一方的に離脱し、テヘランは公約を撤回し始めた。


Bangladesh News/Financial Express 20250927
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/tehran-moscow-sign-25b-deal-to-build-nuclear-plants-in-iran-1758906148/?date=27-09-2025