中国のモメンタ、IPOをニューヨークから香港へ移転することを検討

中国のモメンタ、IPOをニューヨークから香港へ移転することを検討
[Financial Express]ロイター通信によると、中国の自動運転開発企業モメンタは、IPOをニューヨークから香港に移転することを検討しているという。米中間の緊張が高まる中、アジアの金融センターでの上場を選択する中国企業のリストに、モメンタが加わったことになる。

中国証券監督管理委員会のウェブサイトによると、モメンタの上場場所の変更は、昨年半ばに同委員会が付与した米国での上場認可が6月に失効したことを受けてのものだ。

モメンタは、人間の運転手の監視下で市街地の交通を走行できるテスラの自動運転技術に類似した、先進運転支援システム機能を提供する中国の大手サプライヤーである。

関係者2人によると、同社は最近、2026年に香港で上場する可能性がある計画について一部の投資家に伝えた。また、この計画はこれまで報道されておらず、初期段階にあり、変更される可能性があると付け加えた。

トヨタ自動車や自動車部品メーカーのボッシュなどの投資家から支援を受けているモメンタは、新規株式公開(IPO)前の資金調達ラウンドの完了が近づくにつれ、上場場所の変更を検討していると関係者2人が明らかにした。

そのうちの1人は、今回のラウンドにはメルセデス・ベンツやヒュンダイを含む投資家が参加する予定だと述べた。

関係者らによると、IPOのスケジュールや公開規模、評価額などの詳細はまだ確定していない。

計画はまだ公表されていないため、情報筋は全員、身元を明かすことを拒否した。

モメンタは、上場場所を含め、IPO計画に関して最終決定を下していないと述べた。

同社は「モメンタが2026年に香港で上場する確定した計画を投資家に伝えたとの示唆は事実ではない」とし、IPO前の資金調達ラウンドやその参加者について発表も確認もしていないと付け加えた。

香港の取引所を運営する香港取引所清算所は、個別の企業についてのコメントを控えた。

中国証券監督管理委員会(CSRC)は、モメンタの上場市場変更の可能性に関するロイターのコメント要請に応じなかった。

メルセデス・ベンツはコメントの問い合わせには応じなかった。ヒュンダイは、中国でモメンタの強力な自動運転技術と提携する「魅力的なユースケース」があると述べたが、詳細は明らかにしなかった。


Bangladesh News/Financial Express 20250927
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/chinas-momenta-considers-shifting-ipo-to-hong-kong-from-new-york-1758905634/?date=27-09-2025