[The Daily Star]金価格は月曜日、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測の高まりでドルが下落したことや、米政府閉鎖の可能性に対する懸念から安全資産としての需要が高まったことから、初めて1オンス当たり3,800ドルを超えた。
スポット金は、取引序盤に3,819.59ドルを付けた後、午前7時27分(GMT)時点で1.4%上昇し、1オンスあたり3,812.49ドルとなった。12月限の米国金先物は0.9%上昇し、3,842.20ドルとなった。
米ドル指数は0.2%下落し、ドル建て金は海外の買い手にとって割安となった。ドナルド・トランプ米大統領は月曜日遅くに議会の民主党と共和党の指導部と会談し、政府予算の延長について協議する予定だ。合意に至らなければ、水曜日から政府閉鎖が始まる。
UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノヴォ氏は「FRBは今後6カ月で追加利下げを予定しており、金価格は1オンス当たり3900ドル水準を目指してさらに上昇するはずだ」と述べた。
同氏は「(米国の)政府閉鎖に対する懸念も、金など安全資産への需要を支えている」と付け加えた。
金曜日の米個人消費支出(PCE)価格指数は予想と一致し、FRBによる追加利下げへの見方を強めた。CMEフェドウォッチ・ツールによると、トレーダーらは10月に25ベーシスポイントの利下げが行われる確率を90%、12月に25ベーシスポイントの利下げが行われる確率を65%と見積もっている。
低金利の恩恵を受け、地政学的、経済的不確実性の中で力を発揮する金は、年初来で45%以上上昇している。
多くの証券会社は金価格の上昇を受けて強気な見方に転じている。世界最大の金担保上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・トラストは、金曜日の保有量が0.89%増加し、1,005.72トンになったと発表した。
ドイツ銀行はメモの中で、「公的需要とETF保有高が金価格上昇に重要な役割を果たしている一方、宝飾品需要とリサイクル供給が抑制要因となっていると考えている」と述べた。
Bangladesh News/The Daily Star 20250930
https://www.thedailystar.net/business/news/gold-surges-past-3800oz-3997991
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