[The Daily Star]米政府閉鎖の可能性が今週の月例雇用統計の発表に支障をきたす恐れがあることから、米ドルは火曜日は安定して推移したが、オーストラリア中央銀行がインフレに対して慎重な姿勢を示したことを受けてオーストラリアドルは上昇した。
投資家の注目は、迫り来る米国の政府閉鎖に集まっている。共和党と民主党が土壇場で暫定支出の合意に達しない限り、政府の財政支援は火曜日の深夜(GMT午前4時)に期限切れとなる。
米労働省と商務省は、政府機関が一部閉鎖された場合、注目されている9月の雇用統計を含む経済データの発表を統計機関が停止すると発表した。
連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定に極めて重要な雇用統計発表は金曜日に予定されており、遅れれば連邦準備制度理事会(FRB)は労働市場に関して見通しが立たない状況に陥る可能性がある。
トレーダーらは現在、FRBが12月までに42ベーシスポイント、2026年末までに合計104ベーシスポイントの金融緩和を実施すると予想している。これは9月中旬の水準より約25ベーシスポイント低い。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのシニア市場ストラテジスト、エリアス・ハッダッド氏は「閉鎖が短期間であれば、FRBはそれをほぼ無視するだろう」と述べた。
しかし、閉鎖期間が長引くと(2週間以上)、経済成長の下振れリスクが高まり、FRBがより緩和的な政策を実施する可能性が高まる。」
MUFGのストラテジスト、リー・ハードマン氏は、米国の政治的不確実性の高まりがドルに圧力をかけていると述べた。年初来ですでに10%近く下落しているドル指数は、この日0.1%下落の97.785となった。
損失が最も顕著だったのは、日本円やスイスフランなど、利回りが低い伝統的な安全通貨に対する損失だ。
円は前夜の下落局面を脱し、ドルは0.4%安の148.02円で取引を終えた。投資家は、日銀が短期的な利上げの可能性について議論した9月の政策金利決定会合の意見表明に注目した。市場は、トレーダーが12月の利上げ確率を60%と見ていることを示唆している。
Bangladesh News/The Daily Star 20251001
https://www.thedailystar.net/business/news/dollar-holds-steady-3998886
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