ローマ教皇、米国における移民への「非人道的」な扱いを批判

[Financial Express]バチカン、10月1日(ロイター):ローマ教皇レオ1世は火曜日、ドナルド・トランプ米大統領の強硬な移民政策をこれまでで最も強く批判したとみられ、それがカトリック教会の生命尊重の教えに沿っているかどうか疑問を呈した。

「私が中絶には反対だが、米国における移民の非人道的な扱いには賛成だと言う人が、それがプロライフかどうかは分からない」と法王はカステル・ガンドルフォの公邸前で報道陣に語った。

受胎から自然死に至るまで生命は神聖であるというカトリック教会の立場は、14億人の信者を擁する同教派の最も強力な教えの一つである。

米国人初の法王であるレオ1世は、米国の政治について尋ねた米国人記者の質問に答えていた。

ホワイトハウスは、トランプ氏が不法移民の強制送還を含む多くの公約に基づいて当選したと述べた。アビゲイル・ジャクソン報道官は声明で、「彼はアメリカ国民への公約を守っている」と反論した。

故フランシスコ法王の後任として5月に選出されたレオ法王は、トランプ政権を頻繁に批判していた前任者よりもはるかに控えめな姿勢を示している。

レオ大司教は、シカゴ大司教区が中絶の権利を支持する民主党のイリノイ州上院議員ディック・ダービン氏に賞を授与するという決定について質問を受けた。この決定は、米国の複数の司教を含む保守派カトリック教徒から声高な批判を浴びている。

「上院議員が行ってきた仕事全体を見ることは非常に重要だ」と教皇は語った。

「困難や緊張があることは理解しているが、私自身も過去に話したように、教会の教えに関わる多くの問題を検討することが重要だと思う」と彼は語った。


Bangladesh News/Financial Express 20251002
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/pope-criticises-inhuman-treatment-of-immigrants-in-us-1759332869/?date=02-10-2025