米、署名された協定に基づきイラクからの軍撤退を開始

米、署名された協定に基づきイラクからの軍撤退を開始
[Financial Express]バグダッド、10月2日(AP通信):米国は、昨年バグダッドと締結した協定に基づき、イラクにおける軍事プレゼンスの縮小を開始した。イスラム国(IS)に対抗する責任がイラク軍に移ることに伴い、兵力は約20%削減される予定であると当局者が水曜日に確認した。

国防総省のショーン・パーネル報道官は、この削減は「ISISとの戦いにおける両国の成功」を反映したものであり、イラクに対するワシントンの長期にわたる軍事関与の次の段階を示すものだと述べた。

米国の高官は、今回の撤退によりイラク北部クルド人地域にあるアルビルの基地に部隊が集中することになり、撤退完了後には2,000人未満に減少すると予想していると述べた。これは現在の2,500人強から減少しており、10年前に展開されていた約2万人を大きく下回る規模だ。

匿名を条件に語った当局者は、過去10年間に米国によって訓練されたイラク軍は、現在ではISに対する作戦を主導できる能力があると述べたが、ISは依然としてイラクとシリア両国で致命的な攻撃を行っている。

イラク当局者はまた、アメリカ軍がすでにバグダッドとイラク西部のアイン・アル・アサド空軍基地から撤退を開始しており、統合司令部には「ごく少数の顧問」のみが残っていることを確認した。

イラクにおけるこの変化は、トランプ政権がシリアから約600人の兵士を撤退させ、シリアのクルド人支援部隊が1,000人未満に減った数カ月後に起きた。

モハメド・シーア・アル・スーダニ首相は7月、AP通信に対し、両国政府は年末までに会談し、新たな二国間安全保障協定の条件を最終決定する予定であると語った。

ワシントンは、いわゆる「責任ある政権移行」を確実にするために、バグダッドおよび連合国パートナーと緊密に連携することを約束した。


Bangladesh News/Financial Express 20251003
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/us-begins-troop-drawdown-in-iraq-under-signed-deal-1759423369/?date=03-10-2025