政府車両に元国会議員の免税車30台が配備される

政府車両に元国会議員の免税車30台が配備される
[The Daily Star]政府は、解散された第12代国会の議員らが免税で輸入した高級車30台を、チッタゴン港での通関手続きに失敗したため、政府運輸局に引き渡すことを決定した。

税関職員によれば、これらの車両にはトヨタ・ランドクルーザー、ハリアー、その他排気量3,000~4,000ックのSUVなどが含まれており、港に何カ月も放置されていたため価値が下がり、オークションでも買い手の関心がほとんど集まらなかったという。

1月にチッタゴン税関は車両の売却を試みたが、最低落札価格(売り手が受け入れる最低額)の約9千万タカを大きく下回る入札しか受けなかった。

オークションの規則では、車両は最低落札価格の60%未満で販売することはできない。

入札額は2千万タカ未満だったため、税関は手続きを中止せざるを得なかった。

その後、省庁間会議で車両を政府輸送プールに移管することが勧告され、財務部門もこの提案を承認した。

公式文書によると、同局は2025~26年度の予算から港湾料金と貨物料金を負担する予定だ。

その後、9月24日にチッタゴン税関に必要な措置を講じるよう指示する命令が出された。

「これにより、政府車両の購入費用が節約されるだけでなく、港で車両が無駄になるのも防げる」とチッタゴン税関のカビール副長官はデイリー・スター紙に語った。

1987年にエルシャド政権時代に導入された免税自動車制度は、国家の歳入を奪うものだとして長らく批判されてきた。

国家歳入庁のデータによれば、過去15年間にわたり、議員による自動車輸入に対する免税措置により、政府は5,147億タカ以上の費用を負担してきた。


Bangladesh News/The Daily Star 20251003
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/govt-fleet-get-ex-mps-30-duty-free-cars-4000261