世界の株式ファンドへの資金流入が11カ月ぶりの高水準に

[Financial Express]ロイター通信によると、米国のインフレ報告が予想通りだったことと、民間雇用統計が予想より弱かったことで連邦準備制度理事会による利下げへの期待が再燃し、10月1日までの週に世界の株式ファンドは旺盛な需要に見舞われた。

LSEGリッパーのデータによれば、投資家は今週、世界の株式ファンドを491億9000万ドル相当買い越し、昨年11月13日以来の高水準となった。

投資家は米国株式ファンドを364億1000万ドル買い増し、これは約11ヶ月ぶりの週間純購入額となった。欧州とアジアのファンドにも、それぞれ73億6000万ドルと39億4000万ドルの流入があった。

株式セクターファンドは115億6000万ドルを受け取り、これは少なくとも2022年1月以来の1週間で最大の額で、テクノロジー株と金融株がそれぞれ41億5000万ドルと34億3000万ドルの純購入でトップとなった。

ネッド・デイヴィス・リサーチは木曜日、季節的な堅調さ、収益の勢い、インフレ圧力の緩和を理由に、世界の株式の投資判断をオーバーウェイトに引き上げ、株式の配分を55%から60%に引き上げ、現金の配分を10%から5%に減らした。

世界の債券ファンドは24週連続で人気があったが、週間純投資額は60億6000万ドルと14週間ぶりの低水準に減少した。

ユーロ建て債券ファンドとハイイールド債券ファンドは、それぞれ週ごとに73億7,000万ドルと24億1,000万ドルの純流入を記録し、目立った。一方、短期債券ファンドは13週連続の流入の後、85億2,000万ドルの純流出となった。

投資家はマネー・マーケット・ファンドに88億4000万ドルを差し引き、3週間ぶりに週次純購入を記録した。

金および貴金属商品ファンドには6週連続で資金流入があり、純額は46億6000万ドルに達した。

新興市場では投資活動はまちまちで、株式ファンドは10週連続の資金流入の後、純額2億3,900万ドルの流出に直面した一方、債券ファンドは週当たり純額3億7,300万ドルの流入となったことが、合計29,715ファンドのデータから明らかになった。


Bangladesh News/Financial Express 20251004
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/global-equity-fund-inflows-hit-11-month-high-1759513124/?date=04-10-2025