[Financial Express]ワシントン、10月6日(ロイター):ドナルド・トランプ米大統領は6日、ロシアのプーチン大統領が配備済み戦略核兵器の制限を自主的に維持するとの提案について「良い考えのように思える」と述べた。
プーチン大統領は先月、米国も同様の措置を取れば、2月に失効する2010年の新戦略兵器削減条約(新START)で定められた世界最大の2つの核兵器の規模上限を自主的に維持すると提案した。
トランプ大統領はホワイトハウスを去る際、プーチン大統領の提案について問われると記者団に対し「私には良い考えに思える」と語った。
ロシアのワシリー・ネベンジャ国連大使は先週、主要な軍縮条約の失効後も配備済み戦略核兵器の制限を自主的に維持するというプーチン大統領の申し出に対し、トランプ氏がまだ回答するのを待っていると述べていた。
核兵器制限の継続に関するいかなる合意も、8月中旬にトランプ大統領とプーチン大統領がアラスカで会談して以来、ロシアの無人機によるNATO領空侵犯の報告を受けて高まっている米国とロシア間の緊張とは対照的となるだろう。
プーチン大統領は日曜公開されたビデオクリップで、米国がロシア奥地への攻撃のためにウクライナに長距離トマホークミサイルを供給する決定はワシントンとモスクワの関係を破壊することになるだろうと警告した。
J・D・バンス米副大統領は先月、ワシントンはモスクワを含むロシア奥深くを攻撃できるミサイルの取得を求めるウクライナの要請を検討中だと発言したが、最終決定が下されたかどうかは不明である。
ウクライナ戦争の終結に動いていないプーチン大統領に失望を表明しているトランプ大統領は、日曜日にウクライナへのトマホーク供給の見通しについて直接質問されなかった。
「これは両国関係の破壊、あるいは少なくとも両国関係に現れてきた前向きな傾向の破壊につながるだろう」とプーチン大統領は、ロシア国営テレビのパベル・ザルビン記者が日曜に公開したビデオクリップで述べた。
米当局者1人と他の3人の情報筋はロイター通信に対し、トランプ政権がウクライナに長距離トマホークミサイルを配備したいという意向は、現在の在庫が米海軍などに割り当てらているため実現不可能かもしれないと語った。
トランプ大統領は日曜、バージニア州沖で米海軍の航空母艦「ジョージ・H・W・ブッシュ」を視察し、その後、2番目の航空母艦「ハリー・S・トルーマン」で演説を行う予定。
Bangladesh News/Financial Express 20251007
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/putins-offer-on-n-arms-control-sounds-like-a-good-idea-trump-1759765022/?date=07-10-2025
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