[Financial Express]ロンドン 10月8日 (ロイター) - 原油価格は水曜日に上昇した。石油輸出国機構(OPEC)による来月の生産量増加が予想より小幅なものとなったことが支援材料となったが、供給過剰をめぐる懸念がさらなる上昇を抑制した。
ブレント原油先物は、13時48分(GMT)時点で53セント(0.8%)上昇し、1バレル65.98ドルとなった。米国産ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油は54セント(約0.9%)上昇し、62.27ドルとなった。
投資家らが供給過剰の兆候と、ロシア率いる石油輸出国機構(OPEC)とその同盟国による11月の生産量増加が予想より少なかったこととを勘案したため、指標原油価格は前場はほぼ横ばいで推移した。
「OPECが日曜日に最低限の生産量を許容すると決めたことは、依然として一定の支援となった」とPVMの石油アナリスト、タマス・バルガ氏は水曜日のメモで述べた。
石油輸出国機構(OPEC)は、原油市場に供給過剰が迫っていることへの懸念が高まっていることから、11月の生産目標を日量13万7000バレル引き上げることで合意したと、同機構の関係者がロイター通信に語った。
ゴールドマン・サックスは、季節的な需要の強さにもかかわらず、前四半期に在庫が150万バレル/日増加したと発表した。同行は、2025年第4四半期から2026年第4四半期にかけて、200万バレル/日の供給過剰を見込んでいる。
しかし、同社はロシアの生産量の減少により価格が上昇するリスクがあると見ている。
投資家らはまた、水曜遅くにエネルギー情報局から発表される米国の在庫データも待っている。
火曜日、関係筋はアメリカ石油協会(API)のデータを引用して、10月3日までの週に米国の原油在庫が278万バレル増加したと述べた。逆に、ガソリンと留出油の在庫は減少したと関係筋はAPIのデータを引用して述べた。
一方、インターファクス通信は、ロシアのアレクサンダー・ノヴァク副首相が、ロシアは原油生産を徐々に増やしており、先月は石油輸出国機構(OPEC)が合意した生産割当量の達成に近づいたと語ったと報じた。
ウクライナの石油・ガスインフラ、主に石油精製所を標的とした一連のウクライナ製ドローン攻撃により、同国のエネルギー部門は過去2カ月間、深刻な圧力にさらされている。
Bangladesh News/Financial Express 20251009
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-up-on-opec-output-increase-restraint-1759936093/?date=09-10-2025
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