[Financial Express]東京、10月8日(ロイター):日本の次期首相候補と目される高市早苗氏は、すでに与党の長年の連立パートナーからの批判に直面しており、この亀裂により首相就任が遅れたり、極端な場合には首相の座が危うくなる可能性もある。
週末の投票で与党自民党総裁に選出された強硬保守派の高市氏は火曜日、党の穏健派パートナーである公明党の党首と会談し、自身の一部の立場に対する懸念について話し合った。
高市氏は今月下旬に国会で承認され日本初の女性首相となる見込みだが、与党が過半数を占めていないため承認は保証されていない。
連立政権が分裂した場合、高市氏は財政拡大を掲げる国民民主党を含む他党との連携を仲介しようとする可能性があり、世界で最も負債の多い国の一つに対する投資家の神経をさらにすり減らすことになる。
「高市氏が優勢だろうと誰もが考えている」と、東京の資産運用会社ニューバーガー・バーマンのマネージング・ディレクター、岡村啓氏は述べた。「問題は、その手がどれほど大きいかということだけだ」
円は水曜日に対ドルで8カ月ぶりの安値を付けたが、一部のストラテジストはこの動きは政治の空白と、減税と金融緩和を主張する民進党との連携の可能性によるものだと分析している。
みずほのストラテジスト、ジョーダン・ロチェスター氏は「これは財政の慎重さの継続を期待する人々にとって問題だ」と述べた。
自民党筋によると、国会での採決は10月15日頃に予定されていたが、連立協議の難航により延期される可能性が高いという。ドナルド・トランプ米大統領は今月末に来日する予定だ。
公明党は在家仏教団体と提携している社会的にリベラルな政党で、1999年以来自民党と連携しており、平和主義からの後退など、自民党の強硬派的傾向を抑制する勢力とみられることが多い。
同党は、高市氏の外国人に対する強硬な発言や、近隣住民から日本の過去の軍国主義の象徴とみなされている靖国神社への参拝を批判している。また、党内を揺るがしている資金集めスキャンダルに対し、自民党に対しより厳しい対応を求める。
Bangladesh News/Financial Express 20251009
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/japans-likely-next-premier-wrestles-coalition-backlash-1759937887/?date=09-10-2025
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