ダッカ、さらに3つのILO条約を批准

[The Daily Star]政府は昨日、労働者の権利、安全、職場における暴力や嫌がらせからの自由を保証する国際労働機関(ILO)条約3つに署名した。

主席顧問の報道部門の声明によれば、条約のうちの2つ(第155号条約と第187号条約)は労働安全、健康、労働環境に関するものであり、一方、条約第190号条約は暴力や嫌がらせのない職場の権利を認めているという。

この動きは、度重なる産業災害や労働者の権利に関する継続的な懸念を受けて、労働組合、労働者権利団体、そして欧米諸国を含む西側諸国からバングラデシュに対し労働条件の改善を求める声が高まっている中で行われた。

「この日は、バングラデシュの労働者の権利を求める闘いにおける画期的な出来事として記憶されるだろう」と、首席顧問のムハマド・ユヌス教授は、3つの条約の批准書に署名した後、語った。

労働雇用顧問のM・サカワット・フセイン准将(退役)が、ジャムナの国賓館で文書に署名した。調印式には、労働雇用省のルトフェイ・シディキ国際問題担当特使、サンワル・ジャハン・ブイヤン労働雇用長官、ILOのマックス・トゥノン国別事務所長らが出席した。

ユヌス教授は、2013年のラナ・プラザの悲劇を振り返り、当時の政府は事件後に様々な改革を約束したものの、ほとんど実行されなかったと述べた。「我々は『もう『実施中』『実施されるだろう』ではなく、実際に実施すると言ったのです。」

同氏は、就任後、まず労働者の権利に焦点を当て、これらの条約の調印はすべての人にとって利益となるだろうと付け加えた。

「これは始まりに過ぎません。文書に署名したからといって仕事が終わったわけではありません。仕事は始まったばかりです」と彼は語った。

労働顧問のサカワット氏は、この成果のために全員が非常に懸命に努力したと述べ、暫定政府は当初から労働者の権利を守るために誠実に取り組んできたと付け加えた。

ルトフェイ・シディキ氏は、この旅は困難ではあったがやりがいのあるものだったと述べ、関係者全員がこれを実現するために精力的に取り組んできたことを指摘した。

声明ではさらに、これら3つの条約の批准により、バングラデシュは南アジアで唯一、ILOの基本条約10本すべてを批准した国となったと付け加えた。


Bangladesh News/The Daily Star 20251023
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/dhaka-ratifies-3-more-ilo-conventions-4016686