アフガニスタンとパキスタン、イスタンブール会談で停戦を強化へ

[Financial Express]イスタンブール、10月25日(AFP):アフガニスタンとパキスタンの交渉担当者らは、予想外に激しい血なまぐさい衝突が発生したことを受けて、安全保障上の問題に対処し、両国の国境沿いで恒久的な停戦を確立するため、土曜日にイスタンブールで会合する予定だった。

民間人を含む数十人の死者を出したこの衝突は、2週間前にカブール中心部で起きた爆発事件を受けて始まった。タリバン政権は隣国パキスタンの犯行だとして、国境で報復攻撃を開始した。

治安筋によると、イスラマバードは強力な対応を誓い、紛争の中心となっているアフガニスタン領内の武装集団に対して「精密攻撃」を実施した。

さらなる衝突で兵士や民間人が死亡した後、両陣営は当初48時間の停戦を宣言したが、2日後には崩壊し、カブールはイスラマバードを非難した。

ドーハでの協議の後、カタールとトルコの仲介により日曜日に2度目の停戦が成立したが、条件は依然として不明瞭であるものの、停戦は成立した模様だ。

土曜日の協議では、交渉担当者らがドーハで発表された安定回復を確実にするための「メカニズム」の詳細を詰めるとみられる。協議の開始時期やイスタンブールの開催地は明らかにされていない。

金曜日にトルコに向けて出発したアフガニスタン代表団は、ハジ・ナジブ内務副大臣が率いる。イスラマバードは会談に誰を派遣するかを明らかにしていない。タリバン政権にとっての目標は、アフガニスタンの領土保全を確保することである。

イスラマバードにとって、交渉は「アフガニスタン領土からパキスタンに向けて広がるテロの脅威」に対処しなければならないと、パキスタン外務省報道官のタヒル・フセイン・アンドラビ氏は金曜日に述べた。安全保障問題は、二国間緊張の再発の中心となっている。治安部隊への攻撃が再燃する中、イスラマバードは隣国アフガニスタンが「テロリスト」と見なすグループ、主にパキスタン・タリバン(TTP)を「かくまっている」と繰り返し非難しているが、カブール側はこれを否定している。

衝突の間中、イスラマバードはタリバン当局に対し、アフガニスタン領内にいる戦闘員に対する「統制の回復」を要求した。パキスタンの視点からすれば、これがイスタンブールでの協議の鍵となるだろうと、アフガニスタンの国際危機グループのアナリスト、イブラヒム・バヒス氏は説明した。

同氏はAFPに対し、「イスタンブールでの会談は極めて重要になるだろう。なぜなら、アフガニスタン国内の反パキスタン勢力がパキスタンに対して行動を起こしているとパキスタンが懸念している場合、いわゆるメカニズムについて合意する場となるからだ」と語った。


Bangladesh News/Financial Express 20251026
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/afghanistan-pakistan-to-firm-up-truce-at-istanbul-talks-1761409175/?date=26-10-2025