中国は日本の新指導部からの「前向きなシグナル」に注目

[Financial Express]北京、10月28日(AFP):中国が長らく対中強硬派と見られてきた首相を就任させたことを受け、中国の外相は火曜日、日本の外交官に対し、日本の新指導部から「前向きな兆候」が見られると語った。

日本は先週、保守派の高市早苗氏を初の女性首相に任命した。高市氏は以前、日本は北京による「安全保障上の脅威に対処しなければならない」と発言していた。

しかし彼女は発言を和らげ、先週は中国を重要な隣国と呼んだ。

中国の王毅外相は茂木敏充外相との電話会談で、「中国は日本の新内閣が発したいくつかの前向きなシグナルを注視している」と述べた。

国防省の声明によると、王外相は「ハイレベルの交流は中日関係の発展にとって非常に意義深い」と述べた。

両外相の電話会談はドナルド・トランプ大統領が日本を訪問している最中に行われた。

高市外相は火曜日、米国大統領を惜しみなく称賛し、両国関係の「黄金時代」を誓うとともに、重要な鉱物資源の確保を目的とした協定に署名した。

ワシントンの緊密な同盟国である日本は、約5万4000人の米軍人を受け入れている。日本はオーストラリアとインドとともに、中国への対抗勢力と目されるクアッド・グループの一員である。

声明によると、王氏は「歴史と台湾問題」が日中関係の根底にあると改めて強調し、茂木外相は日本は北京との関係を断つ意図はないと述べた。

中国と日本は重要な貿易相手国だが、歴史的な不信感や領土紛争、軍事費をめぐる摩擦が両国の関係を試す試金石となっている。

「日本の新内閣が中国との関係構築において良い『第一歩』を踏み出すことを期待する」と中国の声明は述べた。

茂木外相はまた、東シナ海の係争島嶼群周辺での北京の動向にも異議を唱え、残っている農産物貿易制限の解除を求めたと日本の発表で述べられた。

中国と日本は重要な貿易相手国だが、歴史的な不信感や領土紛争、軍事費をめぐる摩擦が両国の関係を試す試金石となっている。


Bangladesh News/Financial Express 20251029
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/china-eyes-positive-signals-from-new-japan-leadership-1761664992/?date=29-10-2025