[Financial Express]リヤド、10月30日(ロイター):ロシアのプーチン大統領の特使キリル・ドミトリエフ氏は水曜日、サウジアラビア訪問中に、ウクライナ戦争は1年以内に終結するとの見通しを示した。
ドミトリエフ氏は先週末、米国でドナルド・トランプ米大統領の政権関係者と会談した後、この発言を行った。ブダペストで予定されていたトランプ大統領とプーチン大統領の首脳会談が延期されたことが発表されたことを受けて、同国を訪問した。
「我々は平和への道を歩んでいると確信しており、平和推進者として我々はそれを実現する必要がある」と、ロシア直接投資基金のCEOも務めるドミトリエフ氏は、サウジの首都リヤドで開かれた投資会議で語った。
ウクライナの和平は1年以内に可能かとの質問に対し、ドミトリエフ氏は「そう信じている」と答えた。
米国滞在中、ドミトリエフ氏は、2022年2月にプーチン大統領が数万人の兵士をウクライナに派遣して始まった戦争について、モスクワとワシントンは「外交的解決」に近づいていると述べた。
ドミトリエフ氏は、セルゲイ・ラブロフ外相やプーチン大統領の外交政策補佐官ユーリ・ウシャコフ氏とともに、米国との会談におけるプーチン大統領の交渉チームの一員である。
ドミトリエフ氏が米国を訪問中、スコット・ベセント財務長官は、米国メディアのインタビューで、ロシアの石油企業に対する米国の新たな制裁は米国のガソリンスタンドの価格上昇につながると発言したため、同氏を「ロシアのプロパガンダ」と呼んだ。
ドミトリエフ氏は水曜日、米国の制裁により世界の原油価格が上昇し、米国でも燃料価格が上昇するというロシアの警告を改めて表明し、これが中間選挙での共和党の動向に影響を及ぼす可能性を示唆した。
ドミトリエフ氏は、ベセント氏の発言は国内で自身に有利に働いたと述べた。ベセント氏はトランプ政権との協力強化やウクライナとの和平推進を模索しているとして、ロシアの民族主義者から時折批判されてきた。
Bangladesh News/Financial Express 20251031
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/putins-envoy-believes-there-may-be-peace-in-ukraine-within-year-1761838852/?date=31-10-2025
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