[Financial Express]ムンバイ、11月4日(AFP):インドの金融犯罪捜査当局は、銀行詐欺捜査の一環として、窮地に陥った実業家アニル・アンバニ氏と関係のある企業から8億4600万ドル超の資産を押収したと発表した。
アジア一の富豪ムケシュ・アンバニ氏の弟であるアニル氏は、電力から防衛まで幅広い事業に携わっているが、過去20年間で資産が減少傾向にある。
この数か月間、この実業家は法執行機関の監視の目にさらされており、捜査官らは銀行融資の流用からマネーロンダリングまで、さまざまな犯罪容疑で捜査を行っている。
執行局(ED)は月曜日の夕方、調査の一環として、事務所、住宅、132エーカー(53ヘクタール)以上の土地を含む、750億ルピー以上の資産を凍結したと発表した。
同庁は「リライアンス・アニル・アンバニ・グループの複数の企業による公金の不正流用を摘発した」とし、これらの犯罪による収益を「正当な請求者」に「返還する」ことに尽力していると述べた。
EDはまた、中央捜査局(CBI)が8月に提起した刑事事件に基づいて捜査を開始したと述べた。
アニル・アンバニ氏が経営するリライアンス・インフラストラクチャーは月曜日の声明で、EDによる同社資産差し押さえの決定は事業運営に「影響はない」と述べた。
CBIの訴訟は、インド最大の金融機関であるインドステイト銀行が受けた詐欺の訴えに端を発しており、同銀行は、リライアンス・コミュニケーションズが銀行資金を「不正流用」したことにより292億9000万ルピーの損失を被ったと主張している。
リライアンスの広報担当者は当時、この実業家は「すべての疑惑と容疑を強く否定する」と述べ、「然るべき弁明をするつもりだ」としていた。
Bangladesh News/Financial Express 20251105
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/indian-investigators-freeze-assets-in-anil-ambani-probe-1762280390/?date=05-11-2025
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