[Financial Express]フランクフルト(ドイツ)、11月7日(AFP): 米国の関税導入後の数カ月にわたる減少の後、ドイツの対米輸出は9月に回復し、全体の出荷量の予想を上回る増加を牽引したことが金曜日に発表された公式データで明らかになった。
連邦統計局デスタティスの速報値によると、世界最大の経済大国である米国へのドイツ製品の輸出は、前月比約12%増加した。これは5カ月連続の減少に続くもので、2024年に最大の貿易相手国となる米国への輸出は、昨年9月の水準を大きく下回った。デスタティスによると、ドイツの9月の輸出総額は1.4%増の1311億ユーロ(1510億ドル)となり、金融データ会社ファクトセットのアナリストによる0.5%増の予想を上回った。これは6月以来初めての増加となった。
ING銀行のエコノミスト、カーステン・ブルゼスキ氏は、金曜日のデータは「ドイツの輸出が急激に落ち込んでいるわけではない」ことを示したと述べた。
しかし、トランプ米大統領の「解放記念日」から半年が経過したが、ドイツの輸出は未だ完全には回復していない。
トランプ大統領の広範囲にわたる関税は、自動車から工場設備、医薬品に至るまで、欧州の企業が米国に膨大な量の商品を輸出しているため、長らく苦戦を強いられてきた欧州のトップ経済に大打撃を与えている。
一方、デスタティスによれば、中国への輸出は9月に2.2%減少した。
これは、中国自身の経済問題と、国内のライバル企業によるドイツ製品との競争激化により、主要市場におけるドイツ製品の需要が弱まっていることを反映している。
9月のドイツへの輸入の大部分は中国からで、中国からの出荷は8月に比べて6%以上増加した。
世界一の
両国は、米国の関税引き上げに対応して、ここ数カ月、輸出を米国以外の市場に向け直している。
ドイツの9月の総輸入額は前月比3.1%増の1159億ユーロとなった。
貿易黒字は153億ユーロに縮小した。
Bangladesh News/Financial Express 20251108
https://today.thefinancialexpress.com.bd/last-page/german-exports-to-us-rebound-after-tariff-driven-declines-1762540168/?date=08-11-2025
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