世界的な猛暑により、COP30で気候健康研究に3億ドルが投入される

[Financial Express]ベレン、11月15日(ロイター): 毎年、世界中で50万人以上が熱中症で亡くなる中、慈善団体のグループは、地球の気温が上昇し続ける中、人命を救う解決策の開発に3億ドルを投入している。

今週ブラジルで開かれたCOP30気候変動交渉で発表されたこの資金は、猛暑、大気汚染、感染症によるリスクの高まりに対処するためのデータを作成し、最善の投資を検討することに狙いがある。

「私たちは慈善事業です。穴を塞ぎ、衰退しつつある開発モデルを蘇らせるだけのことはできない」と、資金提供者の一つであるロックフェラー財団の保健政策・広報担当ディレクター、エステル・ウィリー氏は述べた。

「私たちがやろうとしているのは、慈善事業の資金を活用して、この取り組みを通じて協力し合い、新たな解決策をテストし、検証することです」と彼女は語った。

これとは別に、COP30の開催国ブラジルは、各国が各省庁間で気候関連の健康政策を監視・調整することを奨励する「ベレン健康行動計画」と呼ばれるイニシアチブを立ち上げた。

この取り組みは、洪水、火災、干ばつ、暴風雨、ハリケーンなど、悪化する気候の影響に備え、適応する各国の能力を強化するという国連気候変動会議におけるブラジルの幅広い焦点の一環である。

PLOS誌の2023年の研究によると、新たに約束された3億ドルは、気候関連の健康影響の研究に費やされている公的資金10~20億ドルに追加されることになる。

専門家らは、まださらに多くの対策が必要だと述べた。

「健康分野の進歩は鈍化している」とウィリー氏はロイター通信のインタビューで述べた。「私たちはテクノロジーや国際保健システムを通じて、健康分野で苦闘の末に勝利を収めてきた。しかし、気候変動は文字通り、あらゆる問題と世界の健康状態を悪化させている」

科学誌「ランセット」10月の報告では、気候変動によって悪化した熱中症による年間死亡者数は約55万人と推定されている。

報告書によると、大気汚染は年間15万人の死亡原因となっており、その多くは化石燃料の燃焼によるものだが、山火事の悪化も原因の一つとなっている。また、一部の感染症も増加している。デング熱の症例報告数も1950年代以降49%増加しているという。


Bangladesh News/Financial Express 20251116
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/deadly-heat-worldwide-prompts-300m-for-climate-health-research-at-cop30-1763218810/?date=16-11-2025