[Financial Express]ロンドン、11月20日(ロイター): 原油価格は前日の下落から20日、米国の原油在庫が予想以上に減少したことや幅広い株式相場の上昇を受け、小幅上昇した。
ブレント原油先物は、14時00分(GMT)時点で43セント(0.7%)上昇し、1バレル63.94ドルとなった。米国産WTI原油先物は42セント(0.7%)上昇し、59.86ドルとなった。
米国がロシア・ウクライナ戦争の終結に向けた取り組みの枠組みを策定したとの報道を受け、両指標とも前日の取引で約2%下落した後、反発した。これにより、市場にさらに多くのロシア産原油が流入する可能性がある。
原油価格と連動することが多い世界の株式市場は、AIチップメーカーのエヌビディアの予想を上回る利益に投資家が歓喜したことから、木曜日に上昇した。
ロシアの石油会社ロスネフチとルクオイルとの取引に対する米国の制裁は金曜日に発効するが、ルクオイルは12月13日までに広大な国際ポートフォリオを売却しなければならない。
需要側からの原油価格への支援は、米国産原油の在庫の予想以上の増加によるもので、これは米国産原油の高マージンと輸出需要に対応した精製の増加を反映している。
エネルギー情報局(EIA)によると、11月14日までの週の原油在庫は340万バレル減の4億2420万バレルとなり、ロイター調査のアナリスト予想の60万3000バレル減を上回った。
とはいえ、アナリストらは、米国のガソリンと留出油の在庫が1カ月以上ぶりに増加しており、消費の減速を示唆していると指摘した。
原油市場の供給過剰懸念が根強く、米ドルが6カ月ぶりの高値付近で推移し、ドル建ての商品の価格が上昇したことで、値上がりは抑制された。
Bangladesh News/Financial Express 20251121
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-edges-higher-on-inventory-draw-and-equities-rally-1763657425/?date=21-11-2025
関連