イスラエル軍、ヨルダン川西岸でパレスチナ人少年2人を殺害

[Financial Express]エルサレム、11月21日(通信社):イスラエル軍は、イスラエル占領下のヨルダン川西岸のラマラ近郊の町を夜通し襲撃し、パレスチナ人の10代の若者2人を殺害したと住民らが語り、同地域では暴力が激化し、死者数も増加している。

ヨルダン川西岸で限定的な自治権を持つパレスチナ自治政府の保健省によれば、部隊はクファル・アカブでサミ・イブラヒム・マシャイカさん(16歳)とアムル・ハレド・アル・マルブーアさん(18歳)を射殺し、両名は後に負傷により死亡した。

パレスチナのWAFA通信は、イスラエル軍が夜通しクファル・アカブを襲撃し、街の通りや建物の上に部隊を展開して発砲したと報じた。

コメントを求められたイスラエル軍は、イスラエル国家警察の一部門であるイスラエル国境警察に委ねたが、同警察はコメント要請にすぐには応じなかった。

10月10日の停戦によりイスラエルとパレスチナのハマス武装勢力間のガザでの戦争はほぼ終結したが、ヨルダン川西岸では暴力が激化している。

パレスチナ人は過去2年間、軍による規制強化に直面し、移動の自由が制限されてきた。また、イスラエル人入植者によるパレスチナ人への攻撃も激化している。

住民の話によると、入植者たちは夜通しナブルス近郊のコミュニティを襲撃し、フワラとアブ・ファラーの建物に火を放ったという。

イスラエル軍は、イスラエルの民間人が夜通しフワラ地区でパレスチナ人の車両に石を投げつけ、建物に火をつけたとの報告を受け、兵士らが対応したと発表した。

イスラエル軍は声明で、同地域を捜索したが容疑者は見つからなかったと述べた。

一方、イランのアラグチ外相は金曜日、国連の核監視機関による新たな決議の可決を受け、米国、英国、ドイツ、フランスが「エスカレーション」の道を進んでいると述べた。

国際原子力機関(IAEA)の理事会が木曜日に採択したこの決議は、イランに対し、機密性の高い核施設へのアクセスを含む「全面的かつ迅速な」協力を要求した。

「E3と米国はエスカレーションを求めており、カイロ合意の公式終了は彼らの挑発行為の直接的な結果であることを彼らは十分に理解している」とアラグチ氏はXで述べた。

カイロ合意は、イランとIAEAの間で協力の枠組みを確立するために9月に締結されたが、欧州3カ国(E3)が、現在は失効した2015年の核合意に基づいて解除されていた国連制裁の復活を促したため、先月イラン政府によって無効と判断された。木曜日に新たな決議が可決された後、イランはIAEAに対し、カイロ合意は「無効」である旨の公式書簡を送付した。

この合意は、イランと長年の敵国イスラエルとの戦争を受けてイラン政府がIAEA査察官のアクセスを制限していることに対処することを目的としていた。


Bangladesh News/Financial Express 20251122
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/israeli-forces-kill-two-palestinian-teens-in-west-bank-1763741136/?date=22-11-2025