[The Daily Star]ランガマティのカリンディプルに住むラシェル・チャクマさんは、2年近く腎臓病を患っており、週2回の透析が必要です。母親のウシャ・チャクマさんによると、ランガマティ総合病院には透析施設がないため、ラシェルさんは治療を受けるためにチッタゴンの私立病院に通わなければなりません。
「彼の今の状態では、透析のために週2回チッタゴンまで通うのは大変な負担です。治療費も月に約5万タカかかります。もしここで治療を受けられれば、もっと便利で費用も抑えられたでしょう」と彼女は語った。
ラシェルさんの状況は珍しいものではありません。ランガマティの僻地に住む多くの重症患者も同様の苦難に耐えなければなりません。1984年に10の郡の患者を診るために設立されたこの病院は、40年経った今でも、集中治療室、冠状動脈疾患治療室、透析サービスなどの専門施設が不足しています。
2009年に病院内に5階建てのCCU棟が建設されましたが、16年間使用されていませんでした。2014年以降、建物内のスペースはランガマティ医科大学の活動に一時的に使用されています。
2019年には、ベッド数の拡張、ICU、CCU、透析ユニットの設置計画に基づき、11階建ての建物の定礎式が行われました。保健局と公共事業局がこのプロジェクトの実施を担当しています。しかし、現在までに建設されたのは6階建てのみで、人員不足、設備・家具の不足により、いずれも稼働できていません。
病院関係者によると、現在100床のこの施設には200~250人の患者が入院している。スペース不足のため、多くの患者が病棟で治療を受けている。さらに、毎日約1,000~1,200人が外来診療のために来院している。
同病院の研修医サウカット・アクバル医師は、必要な医療機器、家具、十分な人員がなければICU、CCU、透析サービスを開始することはできないと語った。
同氏は、病院では特に3級から4級の職員が不足しており、認可された医師のポスト31人のうち4人が空席のままであると述べた。
Bangladesh News/The Daily Star 20251124
https://www.thedailystar.net/health/healthcare/hospitals/news/rangamati-hospital-struggling-without-icu-dialysis-4042156
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