[Financial Express]ロンドン、12月2日(ロイター): トレーダーらがロシアのエネルギー施設に対するウクライナの無人機攻撃と高まる米国とベネズエラ間の緊張によるリスクを勘案したため、原油価格は火曜日も堅調に推移した。
ブレント原油先物は、13時1分(GMT)時点で12セント(0.2%)下落し、1バレル63.05ドルとなった。米国産ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油は7セント(0.1%)下落し、1バレル59.25ドルとなった。
両指標原油は月曜日に1%以上上昇し、WTIは2週間ぶりの高値に近づいた。
「供給過剰の世界的な状況における最近の出来事が価格に圧力をかけているが、週末にかけて加速したロシアのインフラへの打撃や、米国とベネズエラ間の緊張の高まりによって、その圧力は相殺されている」とリスタッドのアナリスト、ジャニフ・シャー氏は述べた。
「ロシア船籍の船舶も標的にされているため、地政学的リスクプレミアムはここ数回上昇している。」
カスピ海パイプラインコンソーシアムは月曜日、11月29日のウクライナのドローンによる大規模攻撃を受けて、黒海ターミナルの係留地点1か所からの石油出荷を再開したと発表した。
さらに、ドナルド・トランプ米大統領は土曜日、「ベネズエラ上空および周辺の空域」は閉鎖されているとみなすべきだと発言し、同南米の国が主要産油国であることから、原油市場に新たな不確実性を引き起こした。
「ウクライナ和平交渉にも焦点が当てられており、この交渉はロシアが再び原油や製品の輸出を増やす結果になる可能性があるが、このプロセスは長期化する可能性が高い」とPVMオイル・アソシエイツのアナリスト、タマス・ヴァルガ氏は述べた。
交渉面では、トランプ大統領の特使スティーブ・ウィトコフ氏と義理の息子ジャレッド氏が火曜日にロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談し、戦争終結の方法について協議する予定。
Bangladesh News/Financial Express 20251203
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-steady-on-worries-about-geopolitical-risks-to-supply-1764691119/?date=03-12-2025
関連