[Financial Express]バングラデシュの2025年11月の単月商品輸出収入は前年同月比で4か月連続の減少となり、2024年の同月と比較して5.58%の減少となった。
この落ち込みは、同国最大の外貨獲得源である既製服(RMG)輸出のマイナス成長によって引き起こされた。
バングラデシュ輸出振興局(EPB)が木曜日に発表したデータによると、先月の輸出額は38億9000万ドルで、2024年11月は41億1000万ドルだった。
輸出は2025年8月から前年比マイナス成長に転じ、2.93%の減少を記録した。
これに続き、9月と10月にはそれぞれ4.61%と7.43%の減少となった。
EPBのデータによると、11月の総収益のうち、RMGは31億4000万ドルで、2024年の同月と比較して5.0%のマイナス成長を記録した。
しかし、26年度7~11月期の輸出総額は200億2000万ドルで、前年比わずか0.62%の伸びにとどまった。
バングラデシュは前年度同期に199億ドルの利益を上げた。
RMGは例年通りトップの地位を維持し、今年度の最初の5か月間の総輸出収入に161億3000万ドル(0.09%増)貢献した。
この分野では、ニット製品の輸出額が1.0%減少して88億5,000万ドルとなった一方、織物製品の輸出額は1.44%増加して72億7,000万ドルとなった。
情報筋によると、7月の好調な業績は回復力を反映しているものの、8月以降の減速は、世界的な需要の変動と市場動向の変化の中で、バングラデシュの輸出部門が直面する課題を浮き彫りにしているという。
バングラデシュニット製品製造輸出業者協会(BKMEA)のファズリー・シャミム・エフサン事務局長は、ファイナンシャル・エクスプレス紙に対し、経営不行き届きや「誤ったメッセージ」など、内部の問題によりバイヤーらは「少し」不安を抱いていると語った。
同氏はその理由として、国際労働機関(ILO)条約190号の批准と改正労働法で講じられたいくつかの措置が買い手を不安にさせている一方、選挙で選ばれた政府が存在しないことも影響していると述べた。
「選挙で選ばれた政府が誕生するまで、買い手は信頼を取り戻さないだろう」と彼は言う。
同氏はまた、昨年、主要工業地帯での労働不安により、この業界は2か月から2か月半の危機を経験したとも述べている。
エフサン氏は、輸出収入の減少は米国の関税引き上げによる世界的な需要の落ち込みによるものだと考えている。
26年度7月から11月までの期間、家庭用繊維製品の輸出は前年比5.68%増の3億4,540万ドルとなった。
皮革および皮革製品の売上高は5億1,249万ドルで、9.88%増加した。
農業部門は6.81%のマイナス成長となり、4億6,163万ドルとなった。
黄麻および黄麻製品の輸出は1.36%増加して3億4,634万ドルとなり、冷凍魚および生きた魚の輸出は6.97%増加して2億1,189万ドルとなった。
医薬品輸出は2.95%増加し、9,531万ドルとなった。
25年度、バングラデシュはRMGからの393億4,000万ドルの収益により、482億8,000万ドルを獲得した。
Munni_fe@yahoo.com
Bangladesh News/Financial Express 20251205
https://today.thefinancialexpress.com.bd/first-page/rmg-slump-drags-down-nov-exports-558pc-1764870685/?date=05-12-2025
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