インドの欧州向け鉄鋼輸出は減少する見込み

[Financial Express]ニューデリー、12月5日(ロイター): 業界幹部やアナリストによると、欧州連合(EU)の炭素税が来月から施行されればインドの欧州向け鉄鋼輸出は減少すると予想されており、製鉄所はアフリカや中東に代替の買い手を求めることになるだろう。

欧州経済領域(EEA)への鉄鋼輸入には、1月1日よりEUの炭素国境調整メカニズム(CBAM)に基づく炭素税が課される。脱炭素化に向けたこの課税は、セメント、電力、肥料などの製品にも適用される。

中国に次ぐ世界第2位の粗鋼生産国であるインドの製鉄所は、輸出量のおよそ3分の2を欧州に出荷している。

専門家は、インドの製鉄所は二酸化炭素排出量を削減する必要があると指摘している。

「われわれは環境に配慮した生産を行わなければならないことを認識しており、企業はそれに従う準備を進めているが、代替市場も模索している」とインドの元鉄鋼大臣アルナ・シャルマ氏はロイター通信に語った。


Bangladesh News/Financial Express 20251206
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/indias-steel-exports-to-europe-set-to-drop-1764953165/?date=06-12-2025