日本と台湾、中国軍の動きに懸念表明

[Financial Express]台北/東京、12月5日(ロイター):ロイター通信が中国が今週、東アジア海域に多数の艦艇を展開し、これまでで最大の海上武力誇示を行ったと報じたことを受け、台湾と日本は金曜、この地域における中国の軍事活動について懸念を表明した。

ロイター通信は木曜日、ロイターが確認した情報筋や諜報報告書を引用し、中国が東アジア海域に多数の海軍艦艇と沿岸警備隊の艦艇を一時100隻以上展開していると独占報道した。

台湾総統府報道官の郭嘉倫氏は台北で記者団に対し、中国の活動は台湾海峡に限定されず、黄海から東シナ海の係争中の尖閣諸島付近の海域を経て南シナ海、西太平洋にまで及んでいると述べた。

「これはまさにインド太平洋地域、そして地域全体にとって脅威と影響を及ぼしている」と彼女は述べた。「我々は特に中国に対し、大国としての責任を果たし、行動を自制するよう強く求める」

郭氏は、頼清徳総統が治安部隊に対し、状況把握を徹底し、適時に最新情報を提供するよう指示したと述べた。台湾は、インド太平洋地域の平和と安定を共同で守るため、具体的な国名を明かさない「友好的なパートナー」と緊密な連絡と協力を維持していくと述べた。

東京で、東シナ海における中国の活動について問われた小泉進次郎防衛大臣は、日本は報道を認識しており、中国軍の動向を「非常に注意深く」注視していると述べたものの、具体的な展開についてはコメントを控えた。「中国は日本周辺海域における軍事活動を拡大・強化しており、我が国としては中国軍の動向に関する情報収集・分析に常に注力している」と記者団に述べたが、中国の活動の具体的な時期については明らかにしなかった。

「いずれにせよ、政府は日本周辺の情勢を深い懸念を持って引き続き注視し、徹底した情報収集と監視に全力を尽くす」と同氏は述べた。中国軍はコメントしていないが、外務省の林建報道官は、海軍と海警局の活動は「関連海域」において国内法および国際法を厳格に遵守していると述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20251206
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/japan-taiwan-voice-concern-over-chinese-military-movements-1764948321/?date=06-12-2025